『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』の初日舞台挨拶が7月5日(金)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、秋元真夏、齋藤飛鳥、桜井玲香、堀未央奈、与田祐希、岩下力監督が登壇した。
本作について「ビックリしたもの、発見したもので作っていきたい」と撮影に臨んだことを明かした岩下監督。映画の中では、まさにリアルな乃木坂46メンバーの姿がとらえられているが、秋元は特に「生田絵梨花ちゃんとのシーンがたくさんある」と明かし、「いくちゃんは才色兼備で清楚な女の子というイメージなんですけど、この映画ではかっこよくて、かけてくる言葉も支えになる言葉ばかり」と仲の良さを感じさせ、さらに「映画を見終わってから、『私いくちゃんと付き合ってるんだっけ』という錯覚を起こすくらい」と大興奮で語ると、隣に立つ齋藤からは「違いますよ」と冷静なツッコミが入り会場を沸かせた。
秋元は続けて、「メンバーの匂いが分かるんです」とかぎ分けられることを明かし、「(桜井)玲香はゴージャスなんです。(齋藤)飛鳥は洗い立てのバスタオル」と笑顔で答え、齋藤は「なにそれ(笑)」と笑いが止まらない様子だった。また、桜井は本作について、レコード大賞を2年連続で受賞するシーンで「その空気感というか、感じた香りも全部映像にギュッと収まっている」と見どころを語った。
与田は見どころを「飛鳥さんが大園桃子ちゃんと密着しているところがあるんですけど、桃子ちゃんが飛鳥さんのアレを食べているシーンがあって・・・」と答えると、齋藤からは「ちょっと嫌だなそれ(笑)」とツッコミが入り、与田は「髪の毛を食べてるシーンがあって、ちょっといいなって思いました」とやきもちを妬いたことを明かした。
乃木坂46の成長が描かれている本作だが、桜井はキャプテンという立場から「責任感が増した」と評価し、「ドームに立ちたいとか、紅白に出たいとか、ちょっと背伸びした目標が言えなくて。そういうのがなくなった。ちゃんと自信をもって、ちょっと上のことを背伸びして言えるようになった」とメンバーの意識が変わったことを明かした。
そんな桜井に対して、秋元は「円陣を組むときとかに玲香が言葉を残してくれるんですけど、正直昔は心に刺さらなかったんです」と明かし、これには会場も大爆笑で、秋元はさらに「今はド直球でズーンってくるいい言葉を残してくれる。メンバーへの愛が伝わる」と語った。さらに齋藤も「いつも最高、いつも素晴らしい顔面してるし、歌もダンスも演技も全部できる。こんな人いないですよ、なかなか。それにゴージャスな香りもするんですよ」と大絶賛すると、桜井は「いままでほめてくれたことないじゃん(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
また、“卒業”がテーマの一つでもある本作だが、秋元は「50、60(歳)までね」と歳を重ねても続けたい思いを語ったが、桜井からは「『インフルエンサー』は踊れないよ」とツッコミが入り、秋元は「ライブはずっとトロッコ。一回も踊りません」と笑いを誘った。
最後に桜井は「(前作からの)空白の間でのグループの成長が大きくて、いろんなストーリーがあったんだなと実感しました。きれいな輝かしい部分だけじゃなくて、メンバー個人の葛藤だったり、普段見せられない部分を分かりやすくきれいに描かれている素晴らしい作品です」と本作をアピールした。
なお、この日登壇予定だった白石麻衣は体調不良につき欠席となった。
初となるシングルミリオンセールスや悲願の日本レコード大賞受賞など大きな飛躍を果たした2017年。個々のメンバーが様々なフィールドで活躍の場を増やす中、史上初の神宮球場と秩父宮ラグビー場の2会場同時ライブ開催、日本レコード大賞連覇という偉業を達成した2018年。そして、エース西野七瀬の卒業公演を経て、“令和”という新時代を迎えた2019年。本作は、多くの貴重映像とメンバーたちの証言でつむいだ乃木坂46の“いま”を知ることができるドキュメンタリー映画の最新作。
【写真・文/編集部】
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は2019年7月5日(金)より全国で公開!
監督:岩下力
出演:乃木坂46
配給:東宝映像事業部
©2019「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会