今回解禁されたビジュアル


伝説的コミックを衝撃の実写映画化した『惡の華』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、テレビアニメや舞台化。今回原作者からの逆指名を受けた井口昇監督のもと、絶望の思春期を突き進む、超<変態>狂騒劇が幕を開ける。鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て大抜擢された。そして、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せない。

今回、本作の予告編とポスタービジュアルが解禁された。予告編は、鬱屈とした春日(伊藤健太郎)の独白から始まる。山々に囲まれた窮屈な街、退屈な日常の中に突如現れた「仲村さん」という存在がより際立つような幕開け。この90秒の映像で垣間見えるのは、少年少女のパワフル且つ危うい変態性。屋外でパンツを脱がされる場面や、虚ろな目でライターを握りしめるヒロイン・仲村(玉城ティナ)、その孤高のヒロインが頭上から吐き捨てる「全身○○○野郎」という衝撃的なセリフ。従来のキラキラした青春映画とは確実に一線を画すようなシーンの連続に“変態”の裏に潜む2人の深い闇も見え隠れし、物語がこの先どのような展開を見せるのか興味深い内容となっている。

さらに、先日主題歌を手掛けることが発表されたばかりの、リーガルリリーの新曲「ハナヒカリ」も要チェックだ。春日と仲村の物語にそっと寄り添う優しい音楽を加えている。また、予告編の最後には今まで観たことの無いような伊藤健太郎と玉城ティナの姿も。豪快に足を組む仲村と恍惚とした表情を浮かべる春日、特に原作ファンにはたまらないであろうシーンが用意されており、ラストまで目の離せない予告編に仕上がっている。

予告編

映画『惡の華』は2019年9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
出演:伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨/飯豊まりえ、北川美穂、佐久本宝、田中偉登、松本若菜、黒沢あすか、高橋和也、佐々木すみ江、坂井真紀、鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会