伝説的コミックを衝撃の実写映画化した『惡の華』の場面写真が解禁された。
原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、テレビアニメや舞台化。今回原作者からの逆指名を受けた井口昇監督のもと、絶望の思春期を突き進む、超<変態>狂騒劇が幕を開ける。鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て大抜擢された。そして、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せない。
今回、佐伯奈々子役を演じた秋田汐梨の新場面写真が解禁された。秋田は2003年京都生まれの16歳。本作撮影時は15歳と、メインキャスト4人の中で唯一現役の学生。ナチュラルに等身大の中学生・高校生を演じた。オーディションの際、監督に「佐伯を演じられるのは彼女しかいない」と言わしめた秋田は、リアルな学生の心情を表現し、時折見せる怖いほどに大人びた表情で観るものを魅了する。
監督はさらに「候補の中でもスバ抜けて演技力があった。皆さんかわいい演技は出来るものの、ちょっと怖い、ダークな芝居ができる子は秋田さんしかいなかった」と大絶賛。主演の伊藤健太郎も「例えセリフであっても『ガッカリした』と言われた時はリアルに傷つくくらい胸に刺さった」と共演した時のことを思い返し、原作者の押見修造先生も「本物だけが持つ迫力みたいなものを感じました」と大満足の様子。
今回解禁された新場面写真は、その片鱗が垣間見えるような4枚。雨に濡れながら泣く姿や、怒りのあまり右肩を掻きむしる姿、真っ白なコートに身を包み笑顔を振りまけば、病院の待合室で静かに涙を流します。喜怒哀楽を繊細に表現する彼女ですが、女優としての活動を始めたのはまだ3年前のこと。女優の活動をしながら雑誌「ニコラ」のモデルとして「しおりんご」の愛称で小中学生から多くの人気を集め、今月から「Seventeen」の専属に就任。女優とモデル、正に今大躍進を遂げている新星の活躍に注目だ。
映画『惡の華』は2019年9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
出演:伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨/飯豊まりえ、北川美穂、佐久本宝、田中偉登、松本若菜、黒沢あすか、高橋和也、佐々木すみ江、坂井真紀、鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会