伝説的コミックを衝撃の実写映画化した『惡の華』のメイキング写真が解禁された。
原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、テレビアニメや舞台化。今回原作者からの逆指名を受けた井口昇監督のもと、絶望の思春期を突き進む、超<変態>狂騒劇が幕を開ける。鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て大抜擢された。そして、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せない。
今回、本作のメイキング写真が解禁された。伊藤健太郎演じる主人公・春日高男の中学生時代の撮影時を捉えた2枚では、原作ファンからも支持を集め、どのように映像化されているかに注目が集まっている“ぐちゃぐちゃな教室”での撮影の様子が捉えられている。机が散乱し、壁中が落書きだらけで荒れ果てた教室でのシーンは、本編の中でもインパクトが強く、重要なシーン。一度汚したらやり直しができないというプレッシャーがありつつも、春日と仲村にとって「一番楽しいシーンにしたかった」という製作陣の言葉通り、笑顔の伊藤健太郎と玉城ティナが垣間見える。
春日と仲村が夜中に忍び込み、ぐちゃぐちゃにした教室。秋田汐梨演じる佐伯は、翌日その変わり果てた場所を目にする。井口監督から真剣な眼差しで演技指導を受ける秋田を捉えた1枚では、2人の奥に玉城ティナの姿も。教室の端でどこか一点を見つめるその立ち姿は仲村そのもので、カメラが回っていない時も完全に“仲村佐和”という人物が憑依しきった玉城の様子が窺える。
また、本作で初めて映像化される高校生編の現場を捉えた1枚も解禁。高校生になった春日と距離を縮めていく常磐を演じた飯豊まりえと井口監督が、シーンについて細かく確認する姿が写されている。ハードなシーンも多い中、キャストと監督・スタッフが細かく拘りながら作り上げた本作。そんな撮影現場の様子が垣間見えるメイキング写真となっている。
映画『惡の華』は2019年9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
出演:伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨/飯豊まりえ、北川美穂、佐久本宝、田中偉登、松本若菜、黒沢あすか、高橋和也、佐々木すみ江、坂井真紀、鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会