『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』の完成披露上映会が9月10日(火)に丸の内ピカデリーで行われ、松重豊、北川景子、濱田岳、山中崇、伊東四朗、細川徹監督が登壇した。
本作が映画初主演となった松重は「この年で初主演は気恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべつつ、何度も共演した経験がある北川と初の夫婦役に撮影の間際まで「(年の差に)ずっと不安だった」と振り返った。対する北川は、松重との夫婦役に納得をしていたという。
撮影現場は「本当に和気あいあいとしていて楽しかった」と明かす松重だが、北川の夫のDAIGOからの差し入れには「炎がメラメラと燃え上がりました」と“微妙な三角関係”を明かし、会場の笑いを誘った。
また、“いい夫婦関係を築くうえで大切にしているルール”について聞かれた松重は「言葉のキャッチボールが大切」とコメント。伊藤は「当たり前だと思わないこと」と語った。さらに伊藤は「思っていることは顔に出ると思う」と日ごろの感謝の気持ちが大切だと観客にアドバイスを送った。
原作は作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に、“男の妊活”を真正面から描きながらも、ユーモアあふれる語り口で展開される本作は大きな話題を呼んだエッセイ(光文社刊)。主人公・ヒキタさんを松重豊、ヒキタと二回り近い年下の妻・サチを北川景子が演じる。さらにヒキタ夫婦を取り巻く人々に、ヒキタの担当編集者・杉浦を濱田岳、サチの厳格な父親・和夫を伊東四朗、ヒキタ夫妻の主治医・桑島を山中崇が演じ、細川徹監督が困難が立ちはだかっても、明るく前向きに乗り越えていくヒキタ夫妻の姿をユーモアを交えながら抒情的に描き出す。
【写真・文/北村優雅】
映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は2019年10月4日(金)より全国で公開!
脚本・監督:細川徹
原作:ヒキタクニオ「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(光文社刊)
出演:松重豊、北川景子、山中崇、濱田岳、伊東四朗
配給:東急レクリエーション
©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会