『初恋ロスタイム』の初日舞台挨拶が9月20日（金）に新宿バルト9で行われ、板垣瑞生、吉柳咲良、竹内涼真、河合勇人監督が登壇した。

本作が映画初主演となる板垣は、多くの歓声と拍手の中で登場し、「この映画の主演をやらせていただくことができて、本当に良かったと改めて思いました」と挨拶し、本作が初の映像作品となる吉柳は「緊張はしているんですけど、初日を迎えた今はうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

そんな2人を見守る竹内は「僕はもっとやばかったですよ」と撮影現場での2人の落ち着いた様子を明かし、「（竹内が出演する）『仮面ライダードライブ』の1話を見てショックを受けたんです。変身のシーンで力入れすぎて反っちゃってるの」と明かすと、会場は笑いに包まれた。

また、初めての映像作品でわからないことだらけだったという吉柳だが、本作では板垣とのキスシーンもあり、そのことについて「それだけ聞かせて。緊張した？」と問いかける竹内に「そこは僕がリードしたので」と返す板垣。さらに「歯磨きした？」と質問する竹内だが、吉柳は「あまり覚えてない・・・」と照れながら答えた。

イベントの終盤では、劇中のロスタイム現象にかけて、キャストらが静止している間に写真撮影が可能となる場面もあり会場は大いに盛り上がった。

最後に竹内は「初映画を一緒にできて、一緒に考えて作ったシーンもたくさんあるし、そういった気持ちがこもった作品」、吉柳は「いろんな要素がギュッと詰まってる。人が誰かのためにがんばる姿ってこんなに素晴らしいんだと。この作品が、何かで背中を押してくれるような作品になれたらうれしいです」、板垣は「（ここの映画をみんなで作り上げようという感じが撮影しているときから感じたので、最後はみんなが好きになってもらえる映画になったら」と本作をアピールした。

仁科裕貴による同名小説（メディアワークス文庫／KADOKAWA刊）を実写映画化。主人公の浪人生・相葉孝司は、ある日“あらゆるものが突然静止する”という不思議な現象に遭遇する。孝司だけが動くことができ、学校を出て街に繰り出すと、もう一人動くことのできる少女・篠宮時音に出会う。やがて2人は毎日1時間だけ起きる、その時間を“ロスタイム”と名付けて楽しむが、“ロスタイム”には、ある＜秘密＞が隠されていた―。相葉考司役をM!LKのメンバーで注目の若手俳優・板垣瑞生、篠宮時音役を吉柳咲良、真実を知る重要なカギを握る医師・浅見一生役を竹内涼真が演じる。

【写真・文／編集部】

映画『初恋ロスタイム』は全国で公開中！
監督：河合勇人
出演：板垣瑞生、吉柳咲良／石橋杏奈、甲本雅裕／竹内涼真
配給：KADOKAWA
© 2019「初恋ロスタイム」製作委員会