『アイネクライネナハトムジーク』の大ヒット御礼舞台挨拶が9月24日(火)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、三浦春馬、多部未華子が登壇した。
公開から数日が経ち行われた今回の舞台挨拶では、“理想のプロポーズ”について2人が語り合い、三浦は「ロマンティックなものはやめましょう!」といい、「一緒にスカイダイビングをして、すごい大きな声で着地するまでに思いのたけを言う。忘れないでしょ」と満面の笑みで語ると、笑いをこらえきれない多部は「どっちが大事か分からないから却下!(笑)」とまさかの即却下に、「一生忘れられないプロポーズになるし、OKだったとしてもダメになってもおもしろい」と引き下がらない三浦。しかし多部は「ダメだったとき、着地した後の空気すごいですよ(笑)」と爆笑した。
公式Twitterなどで募集された“理想のプロポーズ”に、三浦と多部が自身にとって、ありかなしかを札で答えていき、“海外出張で隣に座った男性と現地出会う”という設定に、多部は「乗り物で出会うのがいいなと思います。私の両親も新幹線で出会っているので」と明かし、笑顔で同意した。
さらに、“いいと思う出会い”を聞かれた三浦は「異国の地で出会い的なもの、ドラマがあったら素敵」と語り、多部は「やっぱり乗り物。飛行機はグッとくる」と語った。
また、今回が4年越しの3度目の共演となる2人だが、お互いへのメッセージを求められ、三浦は「岐路に立つ、そういう大切な時期だったので、そんなときに一緒に戦っていただいて、今回も4年越しに仕事をさせていただいたのがうれしかった。いつも素敵なもの暮れると思っているので感謝しています。また、4年後になるか分からないけど、一緒の作品でいいものを作れたらと思っています」と多部にメッセージを送った。
一方の多部は「いつもまじめでしっかりしていて、こういう場に立つと、春馬くんがしゃべってくれるからいいかというくらい頼りにしている自分がいます。20代のいろんな感情が定まっていない時期から一緒に過ごしているのは春馬くんしかいないので、特別だと思います。また4年後までは会えないというか・・・(笑)たぶん会わないと思うけど、本当にありがとうございました。4年後までさようなら!(笑)」とメッセージを送り、会場は笑いに包まれた。
最後に三浦は「人が人を思いやることは無限の可能性を秘めていて、人を感動させると思います。この作品がもっとたくさんの人に届いたらいいなと切に願いします。これからもみなさんの心にこの作品がとどまってくれることを願っています」とメッセージを送った。
原作は、現在に至るまでに42万部(電子書籍を除く)を売り上げる伊坂幸太郎によるベストセラー。6章の短編から成るこの原作には、登場人物それぞれに伏線が敷かれ、最終章でそれが回収されるという伊坂ならではの仕掛けがあるのだが、映画でも三浦春馬演じる佐藤という男を中心に展開していく。監督を務めるのは、緻密な構成と巧みな演出で、リアルで新しい恋愛群像を描いてきた“ダメ恋愛映画の旗手”とも称される、今注目の新鋭監督・今泉力哉。今回は、原作者の伊坂幸太郎から「映像化できるのは今泉監督しかいない!」とラブコールを受け快諾した。
【写真・文/編集部】
映画『アイネクライネナハトムジーク』は全国で公開中!
監督:今泉力哉
出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、成田瑛基、八木優希、こだまたいち、MEGUMI、柳憂怜、濱田マリ/藤原季節、中川翼、祷キララ/伊達みきお、富澤たけし、貫地谷しほり/原田泰造
配給:ギャガ
©2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会