「連続ドラマW　トップリーグ」の完成披露試写会が9月30日（月）に都内で行われ、玉山鉄二、池内博之、佐久間由衣、小雪、陣内孝則、小林薫が登壇した。

本作のタイトルにもなっている、総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指す“トップリーグ”という言葉について「知らなかった」と明かした玉山。劇中は、経済部から政治部に異動した新聞記者の主人公を演じた玉山は「だんだんと政治家に取り込まれていき、苦悩し、どう這い上がっていくかを大事に演じた」と振り返った。

玉山演じる松岡のかつての同僚を演じた池内は「取材しながらメモを取ることが難しかったです。そういうことをしながらも表情を窺ったり、踏まえながら取材をしていかなきゃいけなくて、リアルにやろうとするけど追いつかない」と明かした。

今回、WOWOWの連続ドラマWに初出演となった佐久間は「数年前からの一つの目標だった」と出演への喜びを明かし、「参加しながらもドキドキした」と社会はドラマへの出演を振り返った。

“上昇志向の高い新聞記者”を演じた小雪は「私は上昇志向がないんです。マイペースで・・・」と笑いを誘い、「どうやって入っていこうか悩んだ」とその苦労を明かしつつも、「個々のキャラクターや心の描写が描かれていたので、どう具体化していけるか、魂を込めていけるかが楽しみでもありました」と笑顔を見せた。一方で、陣内は「私は上昇志向はあるんですけど低空飛行ばかりしてる」とコメントし、会場は爆笑となった。

また、本作の打ち上げで、仕事が舞い込んでくるというパワースポットと呼ばれる寺が話題になったことを明かした玉山だが、その翌日に池内からLINEでその寺の写真が届いたことを明かし、池内は「上昇志向の塊なので（笑）」と笑いを誘い、滞在時間30分の日帰り訪問だったことを明かした。

最後に玉山は「いろんな部分に対して疑いを持ったり、汚職とか、表現しづらい部分がたくさんあるんですけど、そこに背中を向けないで、男たちが突き進み、そして女性陣の力強さや情報の大切さを感じ取れる作品です」と本作をアピールした。

“トップリーグ”―総理大臣や官房⻑官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指す。玉山鉄二が演じる主人公の大和新聞記者・松岡直樹は、入社15年目にして政治部へ異動になり官房⻑官番となる。破竹の勢いで永田町の中枢に上り詰め、またたく間にトップリーグへ。一方、松岡と同期入社だった酒井祐治は、現在大手出版社で週刊誌のエース記者として活躍している。そんな酒井が「都内の埋立地で発見された旧紙幣1億5千万円」の真相を追ううちに、日本史上最大の疑獄事件が浮かび上がる。「命の保証はないぞ」政界の深い闇に切り込んだ二人の男の運命は・・・。

【写真・文／編集部】

「連続ドラマW　トップリーグ」は2019年10月5日（土）よりWOWOWプライムにて放送！
毎週土曜日22:00より放送（全6話）※第1話無料放送
監督：星野和成
原作：相場英雄「トップリーグ」「トップリーグ2 アフターアワーズ」（ハルキ文庫刊）
出演：玉山鉄二、池内博之、佐久間由衣、光石研・谷川朝晴、橋本マナミ、黑羽麻璃央、中村映里子、野間口徹、佐野史郎、小雪、陣内孝則、小林薫