『ブラック校則』の初日舞台挨拶が11月1日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、佐藤勝利(Sexy Zone)、髙橋海人(King & Prince)、モトーラ世理奈、星田英利、菅原伸太郎監督が登壇した。

大歓声に包まれた会場に登場した主演の佐藤は、観客からの大きな拍手に「みなさんにいい映画だと思っていただけたのかと感じられたので公開してよかった」とその素直な気持ちを明かし、「この映画を見て、少しでも生きづらい世の中に生きているみなさんの後押しになれば」と本作に込めたメッセージを語った。

また、佐藤は7月9日に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんとのやり取りとして、「生前にこの映画を撮るというのは報告できていた」と明かし、「信じてもらえなかったというか、『YOU、本当にやるの!?』ってずっとずっと言われていて・・・。報告ができた作品は僕にとって最後。だからこそ僕にとって大事な作品でもあるし、それが世の中の何かを我慢している方に響けばいいなと思っています」と語った。

一方で髙橋は「映画館の前を通った時に、これから公開される映画のところに『ブラック校則』があって本当に映画に出るんだと思った。感じてもらえるのか不安だったんですけど、みんながパチパチ(拍手)してくれて、安心できました」と笑顔を見せた。

イベントでは、MCから星田演じる手代木先生の話がふられ、モトーラが「本当に怖くて・・・」とコメントしたタイミングでサプライズで星田が登壇。知らなかった登壇者からは驚きの声があふれた。

さらにサプライズで、本作の脚本を手掛けた漫画家の此元和津也から、2ページにわたるオリジナルの漫画が贈られ、ここで佐藤、髙橋、モトーラがその漫画のシーンを実際に再現することに。これに3人はセリフを何度も練習し、さらに立ち位置を決めたり、監督からのキューを依頼するなど本格的な再現劇となり、観客からは大歓声が沸き起こった。

最後に佐藤は「この作品がいろんな人に届いたらいいなと思っています。見てくださったみなさんが、さっき本音で拍手してくれたと信じています。この作品がいろんな人に評価されていったらと思います」と本作をアピールした。

ダメな自分でも、何かに、変わることができる。ちっぽけな自分でも、何かを、変えることができる。これはブラック校則と戦う高校生の恋と友情の物語。ブラック校則に青春を歪められた女子生徒を救うため、佐藤勝利&髙橋海人コンビが、奇想天外、ユニークな方法で戦う。まさに<ふたりでひとつ>な男子高校生が校則をプロデュース!?主人公の創楽(そら)役には、Sexy Zoneのメンバーで、ドラマや舞台、バラエティなどで幅広く活躍する佐藤勝利。本作で映画単独初主演となる。また、創楽の親友・中弥(ちゅうや)には、人気急上昇中のKing & Princeのメンバーの髙橋海人。本作で映画デビューとなり、佐藤とも初共演。メガホンをとるのは、『いちごの唄』(2019)で映画監督デビューした新鋭・菅原伸太郎。

【写真・文/編集部】

映画『ブラック校則』は全国で公開中!
監督:菅原伸太郎
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、髙橋海人(King & Prince)、モトーラ世理奈、田中樹(SixTONES/ジャニーズJr.)、箭内夢菜、堀田真由、葵揚、水沢林太郎
配給:松竹
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