東京ミッドタウンのイルミネーション「スターライトガーデン 2019」の点灯式が11月26日(火)に行われ、『ぼくらの7日間戦争』に出演する北村匠海、芳根京子が登壇した。

昨年は520万人が訪れたという東京ミッドタウンのイルミネーション「スターライトガーデン」。今年は、1日約45万個のしゃぼん玉が舞い上がる「シャボン玉イルミネーション」や、大小さまざまなさまざまなスターバルーン100個が輝き、初登場として高さ8mのスペースタワーが登場する。

北村は「イルミネーションの時期も来たことがありますし、美術館にも来ていました」と振り返り、芳根も「ごはんを食べに来たり、ショッピングをしに来たり」と東京ミッドタウンを訪れていることを明かし、さらに芳根は「イルミネーションを毎年見に来ています。毎年来ている幼馴染の女の子がいて、ちょうどタイミングがあったのがクリスマスの当日でした」とクリスマス当日に幼馴染と来たことがあることなど縁が深いエピソードを語った。

そんなイルミネーションの中心に立つ北村は「本当に幻想的で、夜空に包まれている感じというか、現実じゃない感がすごい。宇宙とか大好きなんですけど、そういう空間にいるような感じです」と感慨深げな様子。芳根も「夢のようです。すごく贅沢な場所に立たせていただいています。いつも一緒に見に来ている幼馴染に自慢しようと思います」と笑顔を見せた。

そんな2人が声優を務める『ぼくらの7日間戦争』で、豊富な知識で大人に立ち向かう主人公を演じている北村は「これと言って反抗期はなかったんですけど、小学生の頃にこの作品と出会いました」と振り返り、「小学生・中学生の時の、漠然と大人という存在にモヤモヤしていた、そういう気持ちを救ってくれた感じを覚えています」と明かした。

また、原作が出版された1985年、実写映画が公開された1988年にはまだ生まれていなかったという2人だが、「映像だったり、小説は残っていくし、小学生や中学生の時に感じたモヤモヤを代弁してくれた。寄り添って、代わりに吐き出してくれている感じがして、今回歴史ある金字塔の作品に僕らが先頭に立ってやらせていただけるのはうれしくて、今何かに悩んでいる学生のみなさんに何か救いになって、差し伸べてくれる良さがあると思います」とコメント。

芳根も「自分の思いを吐き出すというか、人に伝えるのは難しいことだと思います。中学生の時に素敵な友達に巡り合って意見を言えるようになったんですけど、自分もそういう経験があったから、“がんばれ”って思いながら声を吹き込ませていただきました。背中を押してもらえる作品だと思いましたし、今の時代の新しい“7日間戦争”ができたと思います」と本作をアピールした。

30年以上にわたって多くの読者をとりこにしてきた累計発行部数2,000万部を超える「ぼくら」シリーズ第1作「ぼくらの七日間戦争」を原作とした本作。宮沢りえ主演の実写映画「ぼくらの七日間戦争」で、親や教師からの管理教育に反抗し、廃工場に立てこもって大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開される。北村匠海と芳根京子が初共演でW主演。さらに実写版『ぼくらの七日間戦争』で女優デビュー&初主演を飾った宮沢りえが、“2020年の中山ひとみ”役として登場する。

【写真・文/編集部】

映画『ぼくらの7日間戦争』は2019年12月13日(金)より全国で公開!
監督:村野佑太
原作:宗田理「ぼくらの七日間戦争」(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
声の出演:北村匠海、芳根京子/宮沢りえ(特別出演)/潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏
配給:ギャガ、KADOKAWA
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会