『サヨナラまでの30分』の完成披露試写会が12月2日(月)に都内で行われ、新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔、萩原健太郎監督が登壇した。
予告編の上映が終わると同時にキャストがステージに登場すると、割れんばかりの拍手に包まれ、本作への期待の高さを感じさせた。「ワンシーンの中で、アキではじまり、颯太で終わることもあった」という難しい役どころを演じた北村。それに対して、1年前に死んだミュージシャンという役どころの新田は「みんなからは見えていないけど、(北村)匠海からは見えている」という設定で、「ちょっとさみしいところがありました」と明かした。
劇中では演奏を披露しているキャストだが、「本当に大変でした。でも楽しかったです」と笑顔を見せた上杉。清原は「目線を合わせるように意識してと言われた」というように具体的な指示もある中で苦労したことを明かした。
また、映画のタイトルにちなんで“30分だけ誰かになれるとしたら?”という質問に「(上杉)柊平くんと清(原翔)の身長が欲しい。182㎝くらいの人になってオシャレきめこんで渋谷の街を歩いてファッションスナップを撮られたい」と言う北村。葉山は「僕はまっけん(新田真剣佑)。このビジュアルさえあれば30分、渋谷で歩いてキャーキャー言われたい」とコメント。清原も真剣佑の名前を挙げ「胸を触らせていただいたんですけどムキムキです」と答え、会場の笑いを誘った。
最後に北村「このメンバーでこの映画を作り上げれたこと、そして僕らは20代の全はで、どこかで青春を忘れてしまっている部分があって、その青春を役と一緒に取り戻していくような思い出が残っています。この作品を見てくださる方に、w擦れた青春を取り戻してほしいし、10代の人にはいまの青春を話さないでほしい。キラキラした時間を過ごしてほしいです」、新田は「挫折してもチャレンジすることを忘れないでほしいということと、一度挫折しても上書きしてそれを乗り来れるチャレンジをしてほしいと思います」とメッセージを送った。
ある日、颯太が拾ったカセットテープ。それが再生されるたった30分間だけ、颯太の体の中身は死んだはずのアキになる。出会うはずのない2人を繋いだカセットテープはアキが遺したものだった。颯太の体を借りて、アキは恋人やバンド仲間に会いに行く。それは颯太と彼女との出会いでもあった―。アキと颯太の歌が彼女に届くとき、3人の世界が大きく変わり始める。限りある今を駆けぬける、青春音楽ラブストーリー。演技力と人気を兼ね備え、これからの時代を確実に担う注目俳優の新田真剣佑と北村匠海がW主演を務める。
【写真・文/編集部】
映画『サヨナラまでの30分』は2020年1月24日(金)より全国で公開!
監督:萩原健太郎
出演:新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔、牧瀬里穂、筒井道隆/松重豊
配給:アスミック・エース
©2020『サヨナラまでの30分』製作委員会