「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ出版秘話に基づく本格ミステリー映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』の場面写真が一挙解禁された。
トム・ハンクス主演で映画化もされ、「ダ・ヴィンチ・コード」などが一大現象を巻き起こした人気小説「ロバート・ラングドン」シリーズ。その4作目「インフェルノ」出版時驚くべきミッションが遂行された。なんと、海賊行為と違法流出を恐れた出版元が、著者ダン・ブラウンの同意のもと、各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったのだ。イギリスでもっとも歴史あるタブロイド誌デイリーメールによって報じられることとなった、この前代未聞のエピソードを元に、デジタル時代ならではの仕掛けをちりばめた本格ミステリー映画が誕生した。
今回、本作の場面写真10点が一挙解禁された。物語の舞台はフランス。豪邸の地下に隠されたシェルターのごとき密室に、各国から招集された9人の翻訳家たちが、全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の翻訳のために隔離されるところから始まる。翻訳者の隔離という、前代未聞かつクレイジーな設定は、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの4作目「インフェルノ」出版時に実際に行われた事実をベースにしたもので、このエピソードが書かれた記事を読んで驚いたレジス・ロワンサル監督は、「信じがたいと同時に、今の時代を象徴する話でもあると感じた。そこで私は、もしその本が盗まれたり、ダウンロードされたりしたらと、21世紀にふさわしい新しいジャンルの犯罪を思いついた」と、本作の着想について明かしている。
今回解禁された写真の中には、地下室の暗い廊下を案内される9人や、出版社社長アングストロームを演じたランベール・ウィルソンが険しい表情で前を見つめる姿などが収められているほか、キーアイテムとなる「デダリュス」そのものや、劇中で囚われる原稿用紙に、誰のものか分からない手が添えられている写真など、重要なアイテムを収めたものもある。
原稿を盗み出した真犯人、細部まで計算された手口の数々、犯行の真の目的と胸を打たれるその動機─。一度観ただけで真実にたどり着くのは至難の業!?誰もが結末を〈誤訳〉していたことに気づき、もう一度ふりだしに戻りたくなるリピート型傑作ミステリーに注目だ。
映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は2020年1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国で順次公開!
監督・脚本:レジス・ロワンサル
出演:ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、アレックス・ロウザー
配給:ギャガ
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