咲坂伊緒・青春三部作の最終章を映画化した実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の“動き出すポスター”が解禁された。

咲坂伊緒が描いた大人気少女コミックを実写とアニメーションにてW映画化する本プロジェクト。偶然出会ったタイプの全く違う朱里と由奈、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼馴染の和臣は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき―切なすぎる恋が動き出す。実写版の1人目のヒロイン・山本朱里を浜辺美波、2人目のヒロイン・市原由奈を福本莉子、山本理央を北村匠海、乾和臣を赤楚衛二が演じる。監督を務めるのは、青春・恋愛映画の名匠三木孝浩。

今回、本作の“動き出すポスター”が完成し、解禁された。この“動き出すポスター”は、屋外、電車内の広告が急激に動画へとシフトしている昨今、「映像が一番の武器である映画は、なぜいつまで静止画のポスターなのか」という疑問点から企画が開始された。全国の映画館においてもデジタルサイネージは多数導入されているが、ポスターをデータ出力したり、横型の映像を縦型に変換して流すなどが主流。今後さらに増えるであろうデジタル媒体に合わせて、ポスター=静止画という概念を覆す新しい映像広告物として“動き出すポスター”が発案された。

三木監督自らのディレクションのもと、ポスターやスマホの画角に合わせて縦型で新規撮影。監督自身も、撮影時から縦型で撮影するのは初めての試みであり、「思春期のキャラクター達の、一か所に留まらずたゆたうように動き続ける想いを描いた本作の空気感を、静止画ではなくこの“動き出すポスター”で表現出来たらと思って創りました」とコメント。

出来上がったポスターは、浜辺、北村、福本、赤楚が床に寝そべって空を見上げているところから、「青春が、動き出す」というコピーとともに4人が動き出し、1人ずつの表情をとらえた後、「恋、それぞれの結末へ」というコピーに転換し、全員揃った4分割の構図に切り替わる。恋愛、葛藤、成長の躍動感がテーマである本作であるからこそ、彼らの動き出す青春をこの“動き出すポスター”で最大限表現している。

今回解禁された30秒のタイプのほかに、朱里(浜辺)、由奈(福本)、理央(北村)、和臣(赤楚)それぞれのキャラクター編も制作されており、新宿ピカデリー(12月13日(金)~1月9日(木)期間に先行展開)、OSシネマズ神戸ハーバーランド(12月13日(金)~)をはじめ、各地の映画館でも順次展開予定。

そして解禁に先がけて、Wヒロインを演じる浜辺と福本が新宿ピカデリーを実際に訪れ、サイネージに流れている様子をチェック。2人は「すごい動いている!懐かしい!いいですね!」と興奮した様子で、フロア一体で掲出されている“動き出すポスター”を見つめていた。

浜辺美波 コメント

“動き出すポスター”を作りますと聞いても、撮影時はどんな風になるのか正直想像がつかなかったので、
今日完成したものを見て、やっと分かりました。一見綺麗なポスターのようだけど、表情やシーンが映像として移り変わっていくのが見ていてすごく楽しくて面白いです。

福本莉子 コメント

30秒の短い映像を作り上げるために、何度も何度もアングルを変えながら何時間も撮影していたので
大変でしたが、今日劇場で流れているものを実際に見られて嬉しかったです。
三木監督がすごく素敵に撮ってくださったので、ループされるのが心地よく、ずっと見ていられますね。

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年8月14日(金)より公開!
監督:三木孝浩
出演:浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二
©2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社