円谷プロダクション史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019」が12月14日(土)に開幕し、TOKYO DOME CITY HALLで行われたオープニングセレモニーにおいて、映画『シン・ウルトラマン』のキャラクターデザインが発表された。
「TSUBURAYA CONVENTION」は、円谷プロ史上最大規模のプログラムラインナップをそろえ、新たな円谷プロを体感できるイベント。2021年に公開される映画『シン・ウルトラマン』の発表には、主人公を演じる斎藤工、樋口真嗣監督が登壇した。
冒頭で「物心がついたときには再放送をやっていた。毎週ワクワクしていたというよりも、浴びるように見て楽しんでいた」と振り返った樋口監督。すでに撮影は始まっているということだが、「キャストのみんなは、いろんな世代の人がいます。世代を超えた中で、ウルトラマンを通じていいチームができて、芝居が終わった後もズルズルと気分に浸っていたい」と雰囲気の良さをうかがわせるコメント。
斉藤は「ウルトラマンに変身する人生だとは思っていなかった。壁ドンとかしてきたので・・・」と驚きを隠せない様子で、脚本を読んでからは「だからぼくがやるんだ、という理由が書かれている気がしました」と振り返った。
イベントでは、斉藤が変身するウルトラマンの姿が初公開。この姿に斉藤は「足が長い。美しさがありますね」と笑顔を見せた。そのデザインについては、「ウルトラマンシリーズ」の世界観構築に大きな功績を残した成田亨さんによって描かれた「真実と正義と美の化身」がコンセプトになっており、本作で企画・脚本を務める庵野秀明が“この美しさを何とか映像にできないか”という思いを込めて作られたことが明かされた。
まだ情報の少ない本作だが、樋口監督は「まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあります。がんばって2021年に完成させるべくがんばっていきます。ご期待ください」、斉藤は「オリンピック後の東京、日本がどうなっていくのか、そこにこそ日本の真価が問われる時代がやってくる。ぜひ2021年を楽しみにしてください」とメッセージを送った。
©TSUBURAYA PRODUCTIONS CO., LTD.