現代を生きる全ての人へ贈る社会派エンターテインメント大作「連続ドラマW 鉄の骨」のキャストが発表された。

数々の池井戸潤原作ドラマを世に送り出してきたWOWOWが満を持して放つ本作は、中堅建築会社の若手社員の奮闘する姿と共に「談合」は“必要悪”かをテーマに迫力のある人物描写で描く。主人公の富島平太役を演じるのは、『桐島、部活やめるってよ』『バクマン。』『フォルトゥナの瞳』、『君の名は。』(声の出演)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」など数々の話題作に出演し、主演映画『屍人荘の殺人』が公開中の、20年以上のキャリアを持つ若手実力派俳優・神木隆之介。近年では初の舞台「キレイ‐神様と待ち合わせした女‐」の出演やMVで初監督・プロデュースをするなど多彩な才能で日本中を魅了する。池井戸原作ドラマに登場するのは初となる。

今回、本作を彩るキャスト陣が発表された。平太の上司で池松組の常務取締役・尾形総司に扮するのは内野聖陽、業務部次長・西田吾郎役に中村獅童、業務部の紅一点・柴田理彩役に小雪、平太の彼女で白水銀行に勤める野村萌役に土屋太鳳、萌の上司で融資課・課長代理の園田俊一役に向井理、談合を裏で取り仕切るフィクサー・三橋萬造役に柴田恭兵、そして、官製談合を追う東京地検特捜部・副部長の内藤肇役に石丸幹二ら超豪華オールスターキャストが集結した。

会社とは、組織とは、守るべき信念とは、そして正義とは―。自らの理想と、会社員としての使命の狭間で葛藤する姿を描く本作は、原作刊行から10年が経つ今、コンプライアンスが問われる時代にも通ずる不変的なテーマを持つ、現代社会で生きる全ての人に贈る迫真の人間ドラマだ。WOWOWの社会派ドラマの原点ともいえる池井戸潤とのタッグが骨太なストーリーで真正面から挑む。

内野聖陽(尾形総司役)コメント

なかなか硬派の渋い作品ですが、談合にかかわる男たちの生き様をリアリティーを強く掘り下げて演じていけたらと思っています。

中村獅童(西田吾郎役)コメント

今までに会社員の役はあまり演じたことがないのですが、新鮮な建設業界を舞台に、新しい役柄と出会えたことが嬉しいです。
また、池井戸さんの作品に出演させていただくのは初めてなので、今回機会をいただけたことはとても有難いです。今から撮影を楽しみにしています。

柴田恭兵(三橋萬造役)コメント

大手ゼネコンの顧問でありながら談合を調整する
[三橋萬造]
それぞれの利益がからみあうなか
やさしさと冷酷さを合わせもつ魅力的な人物です。
興奮をおさえながら静かに演じられたらと思っています。
内野さん、神木君との初共演、とても楽しみです。

石丸幹二(内藤肇役)コメント

池井戸先生はいつも、緻密なリサーチに基づいて、層を重ねるように物語を積み上げていかれます。だから、内も外もリアリティー重視で役作りをせねば、その世界観から弾かれてしまう。これまで、様々な業種の様々な役職を演じて参りましたが、幸いにも身近にその業界のビジネスマンがいて、事前に話を聞くことができました。が、さすがに今回は、周りに東京地検特捜部の人間はいない!さて、どうしたものかと思う日々です。

向井理(園田俊一役)コメント

「アキラとあきら」以来の池井戸さん原作。制作陣も同じとあって、またこの組に参加できて光栄です。
池井戸さんの作品は元々骨格がしっかりしているだけでなく人間関係や登場人物の描写がとてもリアル。
台本を読む時にすでに面白く、出来上がった作品がとても期待できるものです。
どのような作品になるか、今から楽しみにしています。

小雪(柴田理彩役)コメント

初めての池井戸潤さん原作の作品にお声がけいただき嬉しかったです。建設会社の談合問題を取り巻く人間模様、談合は必要悪なのかなど、これまで深く向き合ったことのない問題にこの作品を通して考えさせられました。今から撮影がとても楽しみです。「鉄の骨」是非、皆様にも楽しんでいただけたらと思います。

「連続ドラマW 鉄の骨」は2020年4月よりWOWOWプライムにて放送!
毎週土曜日22:00より放送(全5話)※第1話無料放送
監督:鈴木浩介
原作:池井戸潤「鉄の骨」(講談社文庫)
出演:神木隆之介、中村獅童、土屋太鳳、小雪/柴田恭兵/向井理、石丸幹二、内野聖陽