自らをドン・キホーテと信じる男と若手監督の遍歴の旅が始まる―『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の本編映像が解禁された。

企画頓挫するあまり、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(03)としてその過程がドキュメンタリー映画として上映された本作。スランプに陥ったCM監督トビーが、10年前に撮影した映画『ドン・キホーテを殺した男』でドン・キホーテ役に抜擢した老人ハビエルと再会したことで、奇怪な旅路に巻き込まれていく。ジョニー・デップやユアン・マクレガーなど錚々たる俳優たちが決定しては消えた主人公トビー役を射止めたのアダム・ドライバー。自身をドン・キホーテと信じる老人ハビエル役をジョナサン・プライスが演じる。1989年の構想開始から約30年をかけて数々の障害を乗り越えて本作を完成に導いたのは、モンティ・パイソンのメンバーとしても知られる鬼才テリー・ギリアム。

今回、アダム・ドライバーが必死の想いで陽気に歌って踊るコメディ感あふれる本編映像が解禁された。公開中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ではカイロ・レンを演じ、『マリッジ・ストーリー』ではゴールデングローブ賞主演男優賞をノミネートされるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のアダム・ドライバー。

ドン・キホーテとの奇怪な旅路の最中にトビーは、自身が学生時代に撮影した映画の主演女優アンジェリカと奇跡的な再会を果たす。しかし、アンジェリカがトビーのことを「妖術師(エンチャンター)なの」と誤解を招く発言をしたことにより、ドン・キホーテは血相を変え、妖術師を成敗すべくトビーに向けて剣を振るう。

唐突に命の危機に瀕してしまうトビー。窮地を脱するべく彼は「歌手(チャンター)」だと必死のアピール。さらに自分はコメディアンで歌手でもある“エディ・カンター”だと取り繕う。その証明として、トビーは高らかな歌声と陽気なステップによる命を懸けたステージを披露!まるで舞台に立つ大スターのようなキレッキレでコミカルなダンスで見事ドン・キホーテの心をわしづかみ。

さらにドン・キホーテも一緒に歌いだし、華麗なハーモニーを大自然に響かせる。美声とダンスでドン・キホーテの心をひきつけたトビーはもはや妖術師?本作でしか見ることができない、アダム・ドライバーの陽気なダンスをスクリーンで確認しよう。

本編映像

映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』は2020年1月24日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:テリー・ギリアム
出演:アダム・ドライバー、ジョナサン・プライス、ステラン・スカルスガルド、オルガ・キュリレンコ、ジョアナ・リベイロ、オスカル・ハエナダ、ジェイソン・ワトキンス、セルジ・ロペス、ロッシ・デ・パルマ、ホヴィク・ケウチケリアン、ジョルディ・モリャ
配給:ショウゲート
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