『記憶屋 あなたを忘れない』の成人式イベントが1月7日(火)に都内で行われ、山田涼介、芳根京子、ブラザートムが登壇した。

映画『記憶屋 あなたを忘れない』の公開を控えたこの日に行われたイベントには、新成人となる観客が会場を埋め尽くし、初めに登壇したブラザートムからの「あなたたちが信じることをやってください」という言葉に耳を傾けた。

続けて、“故郷の家族や恩人への感謝の気持ち”を壇上で発表するコーナーで一人の観客を舞台上に呼ぶと、サプライズで山田と芳根が登壇し、会場は大歓声に包まれた。両親への感謝の気持ちを語った観客に、山田は自身の母親と姉がジャニーズのオーディションに履歴書を送ったことで「僕はここにいる」と振り返り、「今になっては家族に感謝しています。天職だと思っているので」と笑顔をで語った。

来週の成人の日に両親に思い出に残るプレゼントをあげたいという観客からの質問に、山田は「高価なものとかじゃなくて記憶に残るもの」として、「(着物を着た写真を)最初に見せてあげる。それだけで親はうれしいと思う。手紙とか」と提案し、芳根は「何をあげるか考えている時間も愛情なんだろうなって思う。ご両親を観察して、じっくり見てみたら何か答えがあるのかなと思います」とアドバイスした。

また、“記憶力がなくて不安。どうやってセリフを覚えていますか?”という質問に、「芳根さんの記憶力がすごい。噛んでるイメージがない」という山田に対して、芳根は「噛んでも強行突破する」と笑いを誘い、「メモするようにしています。書きます」と答えた。山田は「家では本を開かないです。移動中とかに」と答え、「やらなきゃいけない状況」と役者としての立場をコメントし、「苦しい人生よ(笑)窮地に立たされると、意外と人間はたいがいなことができるんです。そこまで追い詰める必要はないけど、一つの案として受け取って実践していただけると」とアドバイスをした。

最後に山田は「人によって愛の形は違うと思うんですけど、大切な人への愛や思いを見つめなおす時間が増える映画だと思います。自分の中にある人への愛や思いを、改めて感じていただけたらなと思っています」と本作をアピールした。

シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を実写映画化した『記憶屋あなたを忘れない』。大学生の遼一は、年上の恋人・杏子にプロポーズをするが、数日後に再会した杏子は遼一の記憶だけを失っていた。杏子の記憶を取り戻そうとする中で、遼一は“記憶屋”の存在に行きつく。都市伝説だと思われていた記憶屋の足取りをたどる中で出会う、人々との“想い”と“絆”。遼一がたどり着いた、あまりにも切ない衝撃的な答えとは―。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一をHey! Say! JUMPの山田涼介、遼一の幼馴染・真希を芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原を佐々木蔵之介が演じる。

【写真・文/編集部】

映画『記憶屋 あなたを忘れない』は2020年1月17日(金)より全国で公開!
監督:平川雄一朗
原作:織守きょうや「記憶屋」(角川ホラー文庫刊)
出演:山田涼介、芳根京子、泉里香、櫻井淳子、戸田菜穂、ブラザートム、濱田龍臣、佐生雪、須藤理彩/杉本哲太、佐々木すみ江、田中泯、蓮佛美沙子、佐々木蔵之介
配給:松竹