入江悠が監督・脚本を務め、完全オリジナル作品として挑むサスペンス超大作『AI崩壊』の本編映像が解禁された。
AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本。大沢たかお演じる主人公の桐生浩介は、天才科学者で画期的なAIの開発者。その桐生が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴・・・など国民の個人データを完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始めるという驚愕の展開が待ち受ける衝撃的な本作。映画『キングダム』の王騎役でも圧倒的な存在感を見せつけた大沢たかおが主演、社会派サスペンス映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が監督・脚本を務める。
今回解禁された本編映像は、天才捜査官・桜庭誠(岩田剛典)が“メガネ&七三分け”にカチッとしたスーツで決めた姿で、捜査AIを駆使し桐生(大沢たかお)を追い詰めていくシーン。桜庭は、最年少で警察庁理事官に上り詰めたエリート中のエリート。岩田史上最高に完ぺきな役柄との呼び声も高いが、そんな超エリート役を演じるために岩田は役作りを徹底。スーツや七三ヘアにメガネなどのルックスに加え、長尺セリフのシーンでも淡々と口だけを動かすクールな演技を意識するなどのこだわりを見せている。
その全貌はあまり明らかになっていなかった岩田演じる桜庭誠。桜庭は、頭脳明晰で正義感も人一倍強く、史上最年少で警察庁の理事官に大抜擢された前代未聞の天才捜査官。岩田は当初は難しさを感じていたというが、普段の自分のイメージとは真逆のビジュアルを徹底的に固めることでスッと桜庭に入り込めたそう。当時を振り返って岩田は「自分で言うのもおこがましいぐらい“天才”な役柄ですが、撮影前に桜庭のルックスを作り上げたことで、現場では僕の気持ちが自然と桜庭のモードに切り替わったんです」と明かしている。
新たな岩田を堪能できる本映像では、桜庭が捜査AI<百眼>を初めて起動させ、桐生を追い詰め始める重要なシーンが収められている。警察によって開発された<百眼>だが、その捜査方法は防犯カメラの映像データや桐生の運転免許証・クレジットカードなどの個人情報を完全に掌握し利用する危険なもの。
人の行動履歴や個人情報などのデータが全てAIに掌握され、人間の行動をリアルタイムで把握される未来がすぐ近くまで来ていることを、AIについて学ぶ中で感じたという入江監督は、「監視社会になれば、本作で描かれている世界が現実になる可能性はあると思います。それがいいのか悪いのかは、個人が判断するしかありませんが、知らないことで意図しない世界になることは怖いと思いますね。もしAIが人を選別することが正しいことになるのなら、コンビニに入れない人が出てくるということも起こるかもしれないです」と語っている。
本編映像
映画『AI崩壊』は2020年1月31日(金)より全国で公開!
監督・脚本:入江悠
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス/岩田剛典、髙嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、余貴美子、松嶋菜々子/三浦友和
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2019 映画「AI崩壊」製作委員会