白石晃士監督最新作『恋するけだもの』が8月より公開されることが決定した。
静かな田舎の一本道を走るバス。乗り込んできたシャベルを抱えた不気味な女装男は殺人鬼だった―。『不能犯』『貞子vs伽椰子』の白石晃士監督による短編バイオレンスラブコメディが話題を呼んだ18分のショートフィルム『恋のクレイジーロード』(18)をベースに装いも新たにリブート。主人公チューヤ役には、前作に続いて、田中俊介が熱演。女装男役を唯一無二の個性を発揮する宇野祥平が怪演。ますます展開の読めない、驚きの物語を作り上げた監督は、『恋のクレイジーロード』と同じく白石晃士。
本作は現在撮影中で、1月31日にクランクアップ、3月上旬に完成予定となっている。
田中俊介 コメント
念願の白石晃士組への初参加となった映画「恋のクレイジーロード」の撮影、そして公開から約2年が経ちました。今回は恋クレのリブート版。再び、僕のカラダで白石さんの脳内を具現化するチャンスをいただきました。あの時の興奮が蘇ってきます!やることはただ一つ。愛情を持って、この身をこの作品に捧げます。
白石晃士(監督)コメント
2年前に撮影した短編『恋のクレイジーロード』を元に、リブートした長編を作ります。例えるなら『死霊のはらわた』が『死霊のはらわたⅡ』になったようなリブートで、同じ要素を持つキャラクターを同じ俳優で登場させつつも、コンセプト自体が変わります。とはいえ恋の物語です。恐ろしい暴力と、超自然的な存在と、複数の恋模様が絡み合う、強烈でユーモア溢れる娯楽映画を目指します。乞うご期待!
ストーリー
“女装男が男に声をかけ、交際を断ると殺す”という都市伝説が残る、山に囲まれた田舎を舞台に巻き起こるバイオレンス・スーパーナチュラル・ラブストーリーが爆誕。過去を隠して工務店でバイトする宙也を中心に、本当に女装男が現れたことから始まる恋のさや当てと殺し合いは、工務店の社長や従業員、スナックのママやスタッフを巻き込んで阿鼻叫喚の地獄絵図へと発展する。一体、女装男の目的は?その時、宙也の取った行動とは?そして、そんな状況で生まれる愛など、果たしてあるのか―?
映画『恋するけだもの』は2020年8月より全国で順次公開!
監督・脚本:白石晃士
出演:田中俊介、宇野祥平、上のしおり、木村知貴、細川佳央、大迫茂生、久保山智夏、金子鈴幸