咲坂伊緒・青春三部作の最終章―アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』のアフレコ現場からレポートが到着した。
咲坂伊緒が描いた大人気少女コミック「ストロボ・エッジ」と「アオハライド」(集英社マーガレットコミックス刊)の系譜を継ぐ咲坂伊緒・青春三部作の最終章「思い、思われ、ふり、ふられ」を、アニメーション&実写でW映画化。声優には、恋愛に対して現実的で積極的だが本当の気持ちを出すのが苦手なヒロイン・山本朱里役に潘めぐみ、朱里の義理の弟で、ある葛藤を抱える山本理央役に島﨑信長、由奈の幼馴染で真っ直ぐな好青年だが、どこか周囲を冷静に見てしまう乾和臣役を斉藤壮馬、朱里とWヒロインとなる夢見がちで恋愛に対して消極的な市原由奈役を鈴木毬花が演じる。
今回、本作のメインキャラクター4人の声優陣が揃って行われたアフレコ収録の様子が到着した。本作で初めてヒロイン役に抜擢された鈴木はメインの役どころが初めてということもあり緊張を隠せない様子だったが、もう一人のヒロイン朱里を演じた潘が「大丈夫だよ」、「緊張してる?」と先輩声優として優しく声をかけるなど収録は和やかに始まった。朱里が由奈をフォローしていく劇中での2人の関係性のように、かけあいでも潘が鈴木をリード。鈴木も回数を重ねるごとに役をどんどんつかんでいき、その吸収力と天性のピュアでみずみずしい声に黒柳監督も感心していた。
潘めぐみ(山本朱里役)コメント
掛け合いの中で生まれてくるものを大切にしようと思ったので、あまり固めていきませんでした。
実際に、由奈、理央、和臣、そして家族やまわりの人たちから想いを受け取ることで、朱里の心の輪郭が見えきたように思います。
朱里の器用でいて不器用なところや素直になり切れない葛藤と向き合っていく中で、鈴木さんの真っ直ぐさに、島﨑さんの優しさに、斉藤さんの心強さに、幾度となく救われました。
市原由奈(鈴木毬花役)コメント
マイク前で掛け合いをするのが初めてでとても緊張していたのですが、皆さんお優しくて、私が何度も録り直しをして焦ってしまっていた時に空気を変えようと違うお話をして下さり、その優しさがとても嬉しかったです。先輩方と演じる中で、掛け合いの難しさ、先輩方の凄さを感じ、自分の未熟さにショックを受けましたが収録の度に課題を見つけ、前回よりも良いお芝居ができるよう頑張りました。この収録を通して、先輩方に追いつけるように自分自身の力をもっとつけたいと思うとともに、このような作品に関われて幸せだと感じました。
島﨑信長(山本理央役)コメント
理央の外見ではなく中身を、人間くささを大切にできればという思いで演じさせていただきました。とても素敵なスタッフ・キャストの仲間たちのおかげで、フィクションではあるのですが、“そこに生きている”理央を感じることができた気がします。みんなのおかげで、とっても楽しくお芝居させていただきました。出来上がりが本当に楽しみです。
斉藤壮馬(乾和臣役)コメント
本線が何日かに分かれている劇場版のアフレコはあまり経験したことがなかったのですが、ぼくの参加初日に偶然4人が揃って収録ができたので、とてもありがたかったです。やはりオーディションやPVのときとは異なり、実際に掛け合いをするからこそ生まれ得る表現や感情が心地よかったですね。終始穏やかな収録でしたが、もっとこのメンバーで掛け合っていたい!と4人とも言っていました。とにかく刺激的で豊かなアフレコでした!楽しかったです!
アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年5月29日(金)より全国で公開!
監督:黒柳トシマサ
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」(集英社マーガレットコミックス刊)
出演:島﨑信長、斉藤壮馬、潘めぐみ、鈴木毬花
配給:東宝
© 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社