世界が騒然となった全米最大テレビ局の騒動の真実を描く『スキャンダル』の“大変身メイクの全貌”を捉えたタイムラプス動画が解禁された。

本作で描かれるのは、アメリカで視聴率No.1を誇るテレビ局「FOXニュース」で2016年に起きた実話スキャンダルの裏側。FOXニュースの元人気キャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、テレビ界の帝王として君臨していたCEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)を提訴した。そのスキャンダラスなニュースに、メディア界に激震が走る―。騒然とするFOXニュース社内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、上り詰めるまでの自身の過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラ(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得ていた―。

本作は、FOXニュースのキャスターであったメーガン・ケリーをシャーリーズ・セロンが、同じくキャスターであったグレッチェン・カールソンをニコール・キッドマン、FOXニュースのCEOであったロジャー・エイルズをジョン・リスゴーが、それぞれ俳優たちが特殊メイクを施し実在の人物を演じた。特にシャーリーズ・セロンの変貌ぶりにはその再現度に世界が驚愕。そして、2月10日[日本時間]に発表された本年度アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。

今回、メイクアップ技術を撮影したタイムラプス動画が解禁された。特殊メイクを担当したカズ・ヒロはセロンのメーガン・ケリーメイクについて「シャーリーズが一番メイクが厚いと思う。メーガンは瞼が厚いけど、シャーリーズの瞼は深くくぼんでいる。かなり形が違う。だから、コンタクトレンズを作り、鼻の先、下顎、両側のエラにピースを付けた。私とケリー・ゴールデンが毎日、彼女にこの人工メイクを施し、その後にヴィヴィアン・ベイカーが普通のメイクを施していた。それに、シャーリーズ自身も素晴らしいメイクアップ・アーティストで、時には自分でメイクをしていたよ」と明かす。

また、キッドマンのグレッチェン・カールソンメイクについては「付け加えるピースは鼻と顎だけにして、最低限にとどめたんだ。ニコールの顔は非常に細い一方で、グレッチェンの顔は丸かったので、最初は、頬をカバーするピースをデザインしていたんだが、話し合いの末、それは無しにすることになった。最終的に鼻と顎だけになったんだ」とポイントを解説。さらに、リスゴーのロジャー・エイルズメイクについては「彼の場合はハイブリッドというか、ジョンとロジャーの間という感じだね。準備期間があまりなかったので、最適なデザインを探る時間がなかった。だから、ジョンの見た目を維持しつつ、ロジャーのエッセンスを付け加えていったんだ。ロジャーは、どこかブルドッグような顔をしているからね。頬が垂れていて、鼻が大きい」とその特徴について話している。

タイムラプス動画

映画『スキャンダル』は2020年2月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:ジェイ・ローチ
出演:シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ジョン・リスゴー
配給:ギャガ
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