『嘘八百 京町ロワイヤル』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月12日(水)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子が登壇した。
前回までのイベントで映画本編を観ていないと話していた中井は、イベント冒頭で「威張ることではないのですが、やっと、私も映画を観て、舞台挨拶の場に経ちました。非常におもしろくできていますので、楽しんでいただけると思います」と明かし、そのことについて佐々木は「それには訳があって、見てしまうと気持ちがあれかもしれないと(笑)見た上で、おもしろいとおっしゃっていたので、この映画は本当におもしろいんです!安心ししてください!(笑)」とコメントした。また、広末は「うちの姪っ子は『パラサイト』を観た後にこれを観たら、“すごく救われた”って言っていました(笑)そんな気分で見ていただけると嬉しいです」と挨拶した。
本作を鑑賞した中井は「前作と比べると、やっぱり広末さんが出られて、色々と豪華になっていますよね。『パラサイト』、『嘘八百』、『パラサイト』、『嘘八百』という興行にすると、薄まっておもしろいと思います(笑)」と第92回アカデミー賞で作品賞を受賞した『パラサイト』に触れた。広末は「みんな、おもしろかったー!って言ってくれて。かと言って、長い感想はないんです(笑)そういう作品なんです。深く掘り下げるほどでも・・・。あ、違う違う違う!でも、それって大切じゃないですか?」と慌てながら魅力を話し、会場の笑いを誘った。
イベントでは2日後がバレンタインデーということで広末から、中井と佐々木にメッセージ入りのチョコレートがプレゼントされた。「あ~りがとさ~ん」と、チョコレートに直筆で入れたメッセージを“坂田師匠風”に広末が読み上げると、「この大きな箱に、坂田師匠が入っているんじゃないかと思いましたが(笑)、坂田師匠よりも嬉しい!」と嬉しそうに反応した中井。チョコレートを食べ、「おいしい」と満足気な様子の中井と佐々木に、「でしょ?がんばって作りました」と冗談で返す広末。「本当に、プロの人が作ったみたい。おいしいです」とさらに冗談を重ねる中井との抜群の相性で会場を盛り上げた。
最後に広末は「本当に楽しんでいただけたら嬉しいです。笑顔は人を強くしてくれるし、明るくしてくれるし、元気にしてくれるものだと思います。エンターテインメントってそういうものだと思います」、佐々木は「喜劇はすごく好きで、やりがいがあって、みなさんに笑ってもらえると嬉しい気持ちになります。この映画は地道に続いてくると思いますので、次はみなさまの郷里で、街で、『嘘八百』ができるかもしれない。そこに橋架けしたいと思っています」、中井は「笑うと免疫力が上がります。免疫力を上げるために、この映画を見ようではありませんか!長く続けるのが大事な映画です。次はパリでしたいと思っています。2、3回ではパリには行けません。みなさんが10回見て、なんとか形になると思います。よろしくお願いいたします!」と本作をアピールした。
かつて、大阪・堺で幻の利休の茶器で大勝負を仕掛けた古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)。2人はそれぞれの人生を送っていたが、ひょんなことからお宝眠る古都・京都で再会を果たす。そこで出会ったのは、着物美人の志野(広末涼子)。彼女のけなげな想いにほだされて、2人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが・・・。日本中のお宝ファン、コメディファンを笑いと感動の渦に巻き込み大ヒットした前作が全方位にパワーアップ。
映画『嘘八百 京町ロワイヤル』は全国で公開中!
監督:武正晴
出演:中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、坂田利夫、前野朋哉、木下ほうか、塚地武雅/竜雷太/加藤雅也
配給:ギャガ
©2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会