現役弁護士が放つリーガル・サスペンス『THE COLLINI CASE(原題)』が『コリーニ事件』の邦題で6月12日(金)より公開されることが決定した。
殺人事件の国選弁護人になった新米弁護士。被害者は少年時代の恩人だった―。世紀の裁判で明かされた戦後ドイツの“不都合な真実”とは?原作はドイツでも屈指の刑事事件弁護士として活躍しているフェルディナント・フォン・シーラッハの同名小説。自身で取り扱った事件をベースにした社会派ミステリーを多く執筆し、初の長編作となった本作は、40か国以上で翻訳されるベストセラーとなっている。作中で語られた驚愕すべき“法律の落とし穴がきっかけとなり、出版後の2012年にはドイツ連邦法務省が省内に調査委員会を立ち上げた。文字通り、“国家を揺るがした小説を映像化した圧巻の法廷劇がついに日本に上陸。
主人公ライネンを演じるのは、『ゲーテなんてクソくらえ』、『ピエロがお前を嘲笑う』、『はじめてのおもてなし』のエリアス・ムバレク。被告人コリーニに扮するのはジャンゴでお馴染みの『続・荒野の用心棒』などマカロニ・ウェスタンで大活躍し、近年ではタランティーノ監督『ジャンゴ繋がれざる者』や『ジョン・ウィック:チャプター2』などでも知られる名優フランコ・ネロ。監督を務めるのは2008年にドイツで最もヒットした作品の1本であり、数々の国内映画賞にも輝いた『クラバート闇の魔法学校』のマルコ・クロイツパイントナー。
今回、公開決定と併せて解禁された予告編では、コリーニが殺人を犯した理由を追求する中、凶器となったワルサーP38やナチスのシンボルであるハーケンクロイツが映し出され、事件は第二次世界大戦との関係をほのめかす―。一件の殺人事件が、国家の巨大な陰謀へと繋がっていく。思わず息をのむスリリングな展開に期待が高まる。
予告編
ストーリー
新米弁護士のカスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。30年以上もの間、ドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺したのだ。ライネンにとってこれが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな事件。しかし被害者は、少年時代からの恩人だった。殺害について一切口を閉ざすコリーニだが、ライネンは事件を深く調べるうちに自分の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして想像を超える衝撃の真実に向き合うこととなる―。
映画『コリーニ事件』は2020年6月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で公開!
監督:マルコ・クロイツパイントナー
出演:エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ
配給:クロックワークス
© 2019 Constantin Film Produktion GmbH