実在の奴隷解放運動家の激動の人生を描いた映画『ハリエット』が新型コロナウイルスの感染状況ならびに新型コロナウイルス感染症対策本部において示された方針等に鑑み、公開が延期されることが決定した。

3月27日(金)より公開を予定していた『ハリエット』だが、配給の式会社パルコは、3月26日(木)に「新型コロナウイルスの感染状況ならびに新型コロナウイルス感染症対策本部において示された方針等に鑑み、公開延期を決定」することを発表。新たな公開日は未定で、決定次第公式サイトなどで発表される。

また、すでに購入済みのチケットなどに関しては「ご購入窓口へ直接お問い合わせください」とし、前売り券については延期後の公開でも使用が可能。

公開前日の決定となったことについて「公開直前にこのような事態となり、ご迷惑をお掛け致します。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメントしている。

アフリカ系アメリカ人として、史上初めて新しい米ドル紙幣に肖像が採用され、アメリカでは誰もが知る実在の奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を描いた本作。奴隷として生まれた女性が、たった一人で自由を目指して逃亡し、家族や仲間を助けたい一心から組織の一員として活躍するようになる。そして、いつしか彼女は奴隷制度そのものを撤廃するために命をかけ、南北戦争では黒人兵士を率いて戦う“英雄”になっていた。崇高な使命のため命をかけて戦うハリエットを演じるのは、ミュージカル「カラー・パープル」の主人公セリー役でブロードウェイ・デビューを果たしてトニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞ほか、数々の賞を総なめにした実力派スター、シンシア・エリヴォ。映画出演3作目の本作で初主演を務める。

映画『ハリエット』
監督:ケイシー・レモンズ
出演:シンシア・エリヴォ、レスリー・オドム・Jr、ジャネール・モネイ
配給:パルコ
© 2019Universal Pictures