5月15日(金)に予定していた佐藤二朗原作・脚本・監督の映画『はるヲうるひと』の公開が延期されることが決定した。

本作『はるヲうるひと』について、映画「はるヲうるひと」製作委員会および配給のAMGエンタテインメントは4月8日(水)に「新型コロナウイルスの感染拡大防止およびお客様の健康と安全を第一に考え、公開を延期することといたしました」と発表。

延期後の公開日は未定で、決定次第公式サイトなどで発表される。

また、公開延期に併せて原作・脚本・監督を務めた佐藤二朗からコメントが到着した。

佐藤二朗 コメント

今の時期だからこそ、負に打ち克つため、生き抜くため、必死に闘う男女を描いたこの映画を、沢山の方々に観て欲しかった。正直すごく悔しい。僕らは今、新型コロナウイルスという大きな負に打ち克とうと、生き抜こうと、必死に闘っている。さほど遠くない先に、その闘いに僕らが勝利し、この映画を皆さんにお届けできる日が訪れるよう、心の底から願う。

 『はるヲうるひと』公式サイト

佐藤二朗が主宰する演劇ユニット【ちからわざ】で2009年に初演、2014年に再演され演劇界からも絶賛された舞台を映画化した本作。主演に山田孝之、共演には仲里依紗、向井理、坂井真紀ら豪華キャスト陣が集結し、映画化を望んでいた佐藤二朗が約5年をかけて完成させた。本年度第35回ワルシャワ映画祭の1-2コンペティション部門(長編監督2作目までの部門)に正式出品作品として上映。佐藤二朗監督曰く“架空の島の売春宿で、生きる手触りが掴めず、死んだ様に生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし”という本作。

映画『はるヲうるひと』
原作・脚本・監督:佐藤二朗
出演:山田孝之、仲里依紗、今藤洋子、笹野鈴々音、駒林怜、太田善也、向井理、坂井真紀、佐藤二朗
配給:AMGエンタテインメント 配給協力:REGENTS
©2020「はるヲうるひと」製作委員会