アカデミー賞ノミネートの短編アニメーション映画『ダム・キーパー』期間限定無料配信

第87回アカデミー賞にノミネートされたロバート・コンドウ×堤大介初監督作品の短編アニメーション映画『ダム・キーパー』が期間限定で無料配信されることが決定した。

その町は大きなダムで、汚染された大気をせき止めていた。ダムの上の風車小屋に住み、朝夕風車をまわして町を守るのは、ひとりぼっちのブタの少年、ピッグ。人々は、だれが町をまもっているのかもわすれて、ピッグをのけ者にしていた。新学期、町の学校に、転校生フォックスがやってきた。絵を描くことが大好きで天真爛漫なフォックスとのふれあいが、ピッグの孤独な心をとかしていく。ところが、ある日、事件がおこり―。

本作の監督を務めた堤大介とロバート・コンドウは、世界最高のアニメ・スタジオといわれるピクサー・アニメーション・スタジオでアートディレクターとして活躍するかたわら、自分たちで脚本を書いて、自主制作映画をつくった。二人の初監督作品『ダム・キーパー』は、世界中の国際映画祭で20以上の賞を受賞し、2015年の第87回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされるなど、一大センセーションを巻きおこした。2014年7月、二人はピクサーから独立して、トンコハウスを設立。新たな仲間とともに、映像、出版、アートイベントなど多方面へ活動の幅を広げている。現在、新作の企画開発中。

今回、世界に広がる新型コロナウイルスの影響で、多くの人が自宅で過ごさざるを得ない状況に鑑み、YouTubeのトンコハウスチャンネルにて、期間限定で全編の無料配信が決定した。また、株式会社KADOKAWAは、2019年3月29日（金）に『ダム・キーパー』の絵本を発売、同年4～5月にEJアニメシアター新宿にて「トンコハウス映画祭」を開催しており、現在カドカワストアにて『ダム・キーパー』絵本ほか各種グッズを販売しているので、作品を鑑賞して木になった人はこちらもチェックしてみよう。

トンコハウス YouTubeチャンネルで無料配信中
カドカワストアで絵本『ダム・キーパー』をはじめとしたトンコハウスグッズ販売中