東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』の本編冒頭映像が解禁された。

原作は、90人以上の関係者の取材をもとに綴られた門田隆将渾身のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)。2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生、そして福島第一原発事故。現場では何が起きていたのか?何が真実なのか?浮き彫りになる人間の強さと弱さ。死を覚悟して発電所内に残った職員たちは、いかにしてこの未曾有の大事故と戦い続けたのか―。福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫役を佐藤浩市、福島第一原発所長の吉田昌郎役を渡辺謙が演じる。また、吉岡秀隆、安田成美と日本を代表するキャストが名を連ねる。

3月6日(金)に公開された本作だが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で営業を休止している映画館が多い事を受けて、期間限定でストリーミング配信が行われている。そんな本作の息をのむほど圧倒的大迫力の本編冒頭分映像が7分間ノーカットで解禁された。本映像は期間限定での公開となる。

2011年3月11日PM2:46、福島第一原子力発電所を震度6強の地震が襲う衝撃的なシーンから始まる本作。すさまじい揺れに、スクラム(緊急停止)をした福島第一原発。中央制御室では、佐藤浩市演じる伊崎利夫当直長が安全確認の指揮をとり、また、渡辺謙演じる吉田昌郎所長は、周囲の安否を確認しながら緊急時対策室入りをした。海底の岩盤が大きく割れ、その衝撃で大きくうねる海。現地では、大津波警報が出ているというが、海抜10メートル以上に位置する原発内では、津波が到達することなど誰もが想像していなかった。

しかし、屋外にいた作業員たちが目にしたのは、10メートルを超える大津波に福島第一原子力発電所が飲まれていく光景であった―。この後、ステーション・ブラックアウト(全電源喪失)、そしてメルトダウン(炉心溶融)という、史上最悪の原発事故へとつながっていく。息をつく間もないほどの緊迫感に満ちた映像となっている。

※本映像には【 津波 】【 地震】のシーンが含まれます。

本編冒頭映像

配信情報

配信形式:デジタルレンタル配信(TVOD)
価格:1,900円(税込)
配信期間:2020年4月17日(金)より随時開始(※配信終了日は事態の収束をみて後日決定)
配信サービス:
●ミレール(ムビチケ前売券(オンライン・カード)、ムビチケ当日券を使用しての視聴も可能)
●ニコニコ生放送
●Amazon Prime Video
●U-NEXT
●ビデオマーケット
●ひかりTV
●GYAO!ストア
●楽天TV
●クランクイン!ビデオ ほか(予定)

映画『Fukushima 50』は全国で公開中!
監督:若松節朗
原作:門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)
出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、安田成美
配給:松竹、KADOKAWA
© 2020『Fukushima 50』製作委員会