見ればあなたも“爽快に”ダマされる！？―世界中を舞台にイリュージョンが繰り広げられる『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』

世界中を舞台にイリュージョンが繰り広げられる『グランド・イリュージョン見破られたトリック』（2016）を見ればきっと“爽快に”ダマされる。

2013年に公開された第一作『グランド・イリュージョン』では、驚異的な4人のイリュージョニストがフォー・ホースメンと名乗り正義の犯罪者集団が生まれた。彼らはラスベガスのショーでパリの銀行からお金を盗み、悪徳保険王アーサー・トレスラーの金を騙し取りN.Y.のビルから姿を消した。

前作に続き、映画『ソーシャル・ネットワーク』（2010）でアカデミー賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグがホースメンのリーダーを務め、マイケル・ケインやモーガン・フリーマンなど名だたる俳優たちが出演している。また、本作には世界最強のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフが登場しているのでその役どころにも注目だ。

本作の一番の見どころはなんと言ってもマジックとアクション！マカオでは鮮やかなトランプの手捌きを見せ、ロンドンではビッグ・ベンやロンドン・アイを背景に超ド派手なイリュージョンを魅せる！不可能と思わせるマジックが多数出てくるが、世界的に有名なイリュージョニストのデヴィッド・カッパーフィールドら、世界のトップクラスのマジシャンたちの指導によりほとんど特殊効果に頼らず、実際に俳優たちが行ったマジックを撮影している。

あらすじ

ヒーローにして犯罪者、正義の犯罪集団フォー・ホースメン。新たなミッションは巨大IT企業の個人情報売買の暴露。しかし、天才エンジニア、ウォルターに阻止されてしまう。
その裏には、ホースメンを利用して世界を大混乱に陥れる陰謀があった。全てのトリックを破る科学の前になす術なく徐々に追いつめられるホースメン。だが、最終決戦の地ロンドンで一発大逆転のスーパーイリュージョンを企てる。果たしてイリュージョンVS科学、勝負の行方は？そして、見る者全てが爽快にダマされる、驚愕の結末とは？

本作の多くのシーンがマカオやロンドンなどで撮影されている。そのうちいくつかのロケ地を紹介するので映画を見てから余韻に浸りながら改めて確認するのはいかがだろうか。

マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフが一望できる高級ホテル「サンズマカオホテル」

マカオ初のテーマパーク「マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフ」が一望できる全室スイートの超高級ホテル。このホテルでは、天才エンジニアのウォルター・メイブリー演じるダニエル・ラドクリフが登場するシーンが撮影された。併設されているカジノも撮影に使われている。

マカオ科学館

海に面している科学館。プラネタリウムや体験型の科学や環境エコが学べる施設となっている。劇中ではホースメンたちがマイクロチップを盗むシーンで登場する。ちなみにチップを盗む鮮やかなカード手捌きは8～9割が本物で本作の見どころでもある。

市場

タイパ島数多くの観光スポットがあるエリアで、中国文化にポルトガルの風情が融合した街並みや教会などがありフォトジェニックな街となっている。また、食べ歩きやお土産が買えたりと人気のスポット。劇中ではホースメンが訪れる世界初のマジック店がある街。マジック商人役ジェイ・チョウの登場シーンでのマジックは彼のアドリブだという。ホースメンたちのリアクションにも注目。