リュック・ベッソン監督が放つノンストップ・アクション・エンターテインメント『ANNA/アナ』の本編映像が解禁された。

1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋アナの使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。一流の暗殺者への進化を遂げるアナだが、CIAの巧妙な罠にはめられて驚愕の取引を迫られる。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していく―。監督を務めるのはリュック・ベッソン。主人公のアナ役にはサッシャ・ルスを抜擢。ほかにヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィらが名を連ねる。

今回解禁された本編映像は、凄腕のCIA捜査官レナード(キリアン・マーフィ)が、重要参考人としてアナ(サッシャ・ルス)を尋問するシーン。エレガントなニューヨーカーらしく、シックなゼニアのスーツを着こなして登場するレナード。尋問前に、まずアナがどんな様子かを仲間に尋ね、「歩き回ってる?」、「水を求めた?」、「靴を脱いだり、履き直したりは?」と、その緊張度合を綿密に確認。取調室に入室すると、「待たせて悪かった。紅茶かコーヒーは?」と気遣いを忘れない紳士な一面をのぞかせる。アナの目をじっと見据え、「名乗り忘れた、レナード・ミラー捜査官だ。パリに出張中で捜査を手伝っている」と自己紹介をし、「いい人だろ」と微笑を浮かべて言ってのける様は、どこか不気味さを感じさせる。

そして、モスクワの露天商からトップモデルに転身したアナの人生を「まるでおとぎ話だね」とたとえるレナードに、野菜売りではなく「“マトリョーシカ売り”」と訂正し強調するアナ。この“マトリョーシカ”は、常に変化しつづけるアナを象徴し、この時はまだ本当のアナをとらえきれていないことを暗示している。最後にレナードは「とにかくマッチ売りの少女みたいだ。最後に少女が凍え死ぬ陰気な物語だが君は生き延びた」と意味深な言葉を残す。妖しげな青い瞳で相手を見据えるレナードの姿と、緊張を微塵も感じさせないアナの姿が、切れ者たちの計略を予感させる映像となっている。

本編映像

映画『ANNA/アナ』は近日公開!
監督・脚本・製作:リュック・ベッソン
出演:サッシャ・ルス、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、ヘレン・ミレン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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