オンライン型演劇場としてリニューアルした浅草九劇の第1弾として俳優・柄本明によるひとり芝居『煙草の害について』が上演されることが決定した。
オンライン型演劇場としてリニューアルした劇場・浅草九劇の、リニューアル後の第1弾企画として、俳優・柄本明によるひとり芝居『煙草の害について』が6月5日(金)・6日(土)に上演される。本公演は、動画プラットフォーム・ Vimeoを通じて有料生配信される。
本作は、柄本明が1993年に初めてのひとり芝居の試みとして、自身が構成・演出して上演し、好評を博した作品。その後再演を重ね、今回、浅草九劇での上演が決定した。アントン・チェーホフの原作は上演時間20分程の短編だが、柄本による上演はほかのアントン・チェーホフ作品を部分的に取り入れ、新たに書き加えて、1時間ほどの風変わりなひとり芝居になっている。チケットは、本日5月28日(木)6:00より、電子チケットの販売プラットフォーム・ PassMarketを通じて販売される。
浅草九劇では本作を皮切りに、6月7日(日)にミュージカル俳優・福井晶一によるトーク&ライブ『It's Sho-Time』、6月17日(水)・18日(木)に俳優・大鶴佐助と大鶴美仁音によるふたり芝居『いかけしごむ』(作 別役実)、6月24日(水)~26日(金)に中村まこと&藤間爽子、山口森広&町田マリーによるふたり芝居『タンスのゆくえ』(作・演出 田村孝裕)をそれぞれ上演する。
公演概要
柄本明ひとり芝居『煙草の害について』
原作:アントン・チェーホフ
構成・演出・出演:柄本明
公演日:6月5日(金)19:30開演、6日(土)14:00開演
場所:浅草九劇
ライブ配信:2,000円
チケット購入: PassMarketで5月28日(木)6:00より販売開始
※劇場での観覧はありません。
柄本明 コメント
演劇人としてまた俳優として、
何かやらなければと考えていたところ
浅草九劇から声をかけていただきました。
よろしくお願いします。
福井晶一 Online トーク&ライブ『It's Sho-Time』 Vol.1
出演:福井晶一(Vo.)、山本佳祐(Pf.)、北森正樹(Perc.)
ゲスト:坂元健児
公演日:6月7日(日)16:00開演
場所:浅草九劇
ライブ配信:2,000円
チケット購入: PassMarketで5月28日(木)6:00より販売開始
概要:福井晶一がホストとして、ゲストに坂元健児さんを迎え、トーク&ライブを繰り広げる配信イベントの第1弾。普段聞けないプライベートトークにミュージカル曲を中心としたライブなど見所満載。配信ならではの企画もある。
※劇場での観覧はありません。
福井晶一 コメント
今こそ文化、芸術の力が試される時。「オンライン型演劇場」としてリニューアルした九劇の今後の可能性に大いに期待します。
初めての試みでどうなるかわかりませんがゲストの坂元健児さんと共に楽しい時間をお届けできたらと思います。
大鶴佐助・大鶴美仁音ふたり芝居『いかけしごむ』
作:別役実
構成・演出・出演:大鶴佐助、大鶴美仁音
公演日:6月17日(水)19:30開演、18日(木)19:30開演
場所:浅草九劇
ライブ配信:1,500円
チケット購入: PassMarketで5月28日(木)6:00より販売開始
あらすじ:暗い夜、幾晩も無駄に過ごす女の所へ、何かに追われてサラリーマンで発明家の男がやってくる。女はやけに事実にこだわりながら男にココロのヒミツを話させようとする。1人のリアリズムの世界がもう1人のリアリズムの世界をゆっくりと侵食した先に残るものとは、そしてもともとあったものとは。
※劇場での観覧の有無に関しては、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて判断される。
大鶴佐助 コメント
最近夜にタバコを吸いに外へ出ると人影が全く無く東京なのに寂れた空気を感じる事があります。そういう時僕は、もしかしたらこの世界に今存在しているのは自分だけなのではないかと錯覚して人を見つけるまで少し歩きます。通りに出れば人なんてすぐ見つけ僕は安心し少し後悔します。「いかけしごむ」はそういう空気や匂いの漂いが最近の夜に似てるものを感じました。暗い夜の街のもっとも深いところへ姉と行ってみたいと思います。
ふたり芝居『タンスのゆくえ』
作・演出:田村孝裕
出演:中村まこと&藤間爽子ver. 山口森広&町田マリーver. (※1公演で両ver.を上演)
公演日:6月24日(水)19:30開演、25日(木)19:30開演、26日(金)19:30開演
場所:浅草九劇
ライブ配信:2,000円
チケット購入: PassMarketで5月28日(木)6:00より販売開始
あらすじ:引っ越しの荷物が散らばっているアパートの一室。この部屋で男と女は3年間一緒に暮らしていたが、今日限りで同棲を解消するようだ。それぞれに引っ越すようで、荷物の仕分けもすんでいる・・・ようだが、たったひとつ何の変哲もない箪笥を巡って、結論が出ない。まもなく運送屋もやってくるのに、お互いに何故相手がそんなに箪笥にこだわるのか探ろうとする・・・。
※劇場での観覧の有無に関しては、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて判断される。
田村孝裕 コメント
演劇のエンジンをそろそろかけようと思います。
しかし乗ったことのない新車です。
九劇さんが用意した新車とともに、新たな演劇の形を模索します。
全力でアクセルを踏みますので一緒に体感していただけたら幸いです。