新型コロナウィルス感染拡大の影響で休業していた映画館が順次営業再開されるのに併せて、映画館の再開をゆっくりと落ち着いて促してゆくプロモーション映像「映画館で会いましょう」が制作された。
新型コロナウィルスの感染拡大により臨時休業を余儀なくされていた映画館。5月25日に全国で緊急事態宣言が解除されたことを受けて順次営業が再開されている。
今回、東京・渋谷にある映画館が参加して、映画館の再開をゆっくりと落ち着いて促してゆくプロモーション映像「映画館で会いましょう」が制作された。参加映画館は、アップリンク渋谷、シネクイント、ホワイトシネクイント、シネマヴェーラ渋谷、イメージフォーラム、ユーロスペース。映像には、人通りの少ない渋谷の街並みから始まり、映画館の外観、シートやスクリーン、再開に向けて掃除や除菌にと動き回る映画館スタッフたちの姿など、各映画館の個性が伝わるショットが収められている。
企画したのは映画監督の児山隆。今回のプロモーション映像を通して、映画館のある日常が戻り、映画業界が再び賑わうことを願い、企画された。児山監督自身も6月5日にホワイトシネクイントで公開予定だった長編映画1作目『猿楽町で会いましょう』(出演:金子大地、石川瑠華)が延期になったこともあり、その想いを映像にした。本映像では、『猿楽町で会いましょう』にも出演する俳優・栁俊太郎が本企画に賛同し、ナレーションを務めている。
児山隆(映画監督)コメント
自分にとって映画館はとても大切な場所です。
記憶に残っている映画を思い返すと大抵映画館で観た映画だったりします。まだまだ難しい状況が続くかもしれません、ですが少しでも映画館があった日常が戻ることを願っています。
今回の企画に賛同してくださった劇場のみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございます。
栁俊太郎(俳優)コメント
映画に憧れていた自分を失っていなかったと改めて感じています。
この企画を通して少しでも映画、映画館の力になれればと思います。