アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」は、映画業界からゲストを迎えて、現状と未来像を語るトークセッションシリーズをYouTubeチャンネルでオンライン配信を開始する。

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭である、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」は、1999年に初めてショートフィルムの映画祭を原宿でスタートした6月4日を「ショートフィルムの日」として記念日登録している。毎年6月4日前後に開催しているSSFF & ASIAだが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止を鑑み秋以降に延期を決定している。開催までの期間、大きく変化しようとしている映像制作や映画祭、映画配給・興行といった映画業界の各立場からゲストを迎えて、現状と未来像を語るトークセッションシリーズを、 SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルでオンライン配信する。

初回には、ショートフィルムの日である6月4日(木)に、映画祭代表の別所哲也がホストをつとめ、コロナの状況下にショートフィルム『きょうのできごと a day in home』をリモートで制作・発表、くまもと復興映画祭のディレクターも務める行定勲監督らを迎え、コロナ禍での映像制作やこれからについてのトークをライブ配信する。

2回目は、最新作『本気のしるし』が今年のカンヌ映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれた深田晃司監督を迎え、自身が発起人を務めるミニシアターエイドの展開や映画文化と映画館の重要性を語る。3回目はクリエイティブディレクター/小説家の高崎卓馬を迎え、企業や観光業界が今後展開するCMやブランディングムービーの在り方についてトーク、4回目は世界初の「コロナ国際短編映画祭」をいち早く展開したDEJAN BUĆIN(フェスティバルディレクター/創設者、映画監督)に海外の映画祭事情や本映画祭に集まった作品から見えてきたフィルムメイカーたちの状況についてインタビューを予定している。

5回目以降は、コロナ禍に生まれた、映画にまつわる新しいチャレンジをテーマに、秋以降に開催予定「SSFF & ASIA 2020」へとつなげていく。視聴者が参加できるQ&Aの時間も設けられる。

また、映画祭がこれまで実施してきたセミナーやワークショップの映像アーカイブ33点を一挙 YouTubeにて公開。是枝裕和監督、河瀨直美監督、故・大林宣彦監督、黒澤清監督などによる映像制作の話を国内外のフィルムメイカーに届ける。

 SSFF & ASIAのYouTubeチャンネル

カンヌオフィシャルセレクション2020に入選の深田晃司監督 コメント

4時間弱もある映画『本気のしるし』を今年のカンヌ国際映画祭はセレクションしました。
一方で東京には短編映画ばかりを世界中から集め届けてくれるショートショートフィルムフェスティバル & アジアがあります。
そのオンライントークゲストにお声がけいただき、今日は映画の多様性を如実に実感する1日となりました。
若手監督たちにはぜひ今後その多様性の一翼を担って頂きたいです。私の言葉がその一助になれば幸いです。

SSFF & ASIA特別企画オンライントークセッションシリーズ

【第1回】2020年6月4日(木)20:00~21:30
別所哲也(SSFF & ASIA代表)× 行定勲(映画監督/くまもと復興映画祭ディレクター)ほか
「映画祭のニューノーマルとは?クリエイター目線での価値を考える」
参加申込みは こちら

行定勲

【第2回】2020年6月18日(木)20:00~21:30
別所哲也(SSFF & ASIA代表)× 深田晃司(映画監督/NPO法人独立映画鍋共同代表)
「映画文化と映画館の重要性」

深田晃司

【第3回】2020年7月2日(木)20:00~21:30
別所哲也(SSFF & ASIA代表)× 高崎卓馬(クリエイティブディレクター/小説家)
「ブランデッドムービーの魅力とコロナ後の広告業界」

【第4回】2020年7月16日(木)20:00~21:30
DEJAN BUĆINインタビュー(コロナ国際短編映画祭ディレクター)
「海外の映画祭、クリエイター事情」

DEJAN BUĆIN

※各映像はアーカイブされ初回配信後も視聴可能。
※日時・予定は都合により変更となる可能性がある。
※変更や5回目以降の更新情報については随時 SSFF & ASIA オフィシャルウェブサイトにて告知。