今回解禁されたビジュアル


ふくだももこ監督最新作『君が世界のはじまり』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

ふくだももこ監督の原点である2本の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にするプロジェクトが実現。ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介。「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実させた。主演には、『おいしい家族』(19)以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作が、青春映画がここに誕生した。

今回、本作の予告編とポスタービジュアルが解禁された。ある帰り道、ふざけながら自転車を押して並んで歩くえん(松本穂香)とナリヒラ(小室ぺい)、廃墟と化した立ち入り禁止の旧講堂で授業をサボり、タバコを手にするえんと琴子(中田青渚)、学校帰りに寄ったショッピングモールでどしゃぶりの雨をやり過ごすえん、ナリヒラ、岡田(甲斐翔真)の3人、ショッピングモールの非常階段で暇を持て余す伊尾(金子大地)と純(片山友希)。映像では、誰もが一度は経験したことのある、青春の刹那的な時間が次々と映し出されていく。懐かしくもあり、この瞬間にしか得られない特別なものでもあり、時に息苦しくも感じる青い春そのもののような時間だ。

それぞれの印象的なセリフとともに映し出される映像の中、「この町は、一方通行の思いばかりだ」という言葉を皮切りに、退屈な町で燻る高校生たちの溢れる想いが交差しはじめ、ある事件が発生する―。希望と絶望を同時に抱く彼らが、その想いを爆発させた時、一体何が起きるのか・・・まさに、彼らの“世界のはじまり”を予感させる映像に仕上がっている。

映像の中ではスナックを経営する、琴子の母親役江口のりこや、純の父親で、娘に無視を決め込まれる古舘寛治ら実力派キャストの姿も明らかになっており、ネクストブレイク必至の若手俳優らとともにどんな物語を紡ぐのか、期待が高まる。

予告編

映画『君が世界のはじまり』は2020年7月31日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開!
原作・監督:ふくだももこ
出演:松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸、江口のりこ、古舘寛治
配給:バンダイナムコアーツ 
©2020『君が世界のはじまり』製作委員会