「若草物語」を四姉妹の次女・作家志望ジョーの視点から斬新にアレンジした『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の特別映像が解禁された。
19世紀を代表する⼥性作家、ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー⼩説「若草物語」を、『レディ・バード』でその類まれなる表現⼒で映画界に新⾵を巻き起こし、アカデミー賞監督賞をはじめ5部⾨ノミネートを果たしたグレタ・ガーウィグ監督が繊細にそしてみずみずしく描く本作。本作で描かれるのは、世界中で愛され続ける大ベストセラー作家、ルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げたジョー・マーチの物語。主人公ジョー役をシアーシャ・ローナン、ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役をティモシー・シャラメが演じる。エマ・ワトソン、エリザ・スカンレンフローレンス・ピューが共演。
今回解禁された特別映像では、四姉妹を演じたキャストがそれぞれの役柄への想いを語っている。はじめに登場するのは原作に対する思い入れを語るグレタ・ガーウィグ監督。小説家を目指す次女・ジョーを演じたシアーシャ・ローナンは「ジョーは威勢のいい自信家で社交的で独創的よ」と彼女のキャラクターを表し、文学についての広い知識を持ち、彼女の作品を初めて的確に批評した存在であるフレデリック・ベア(ルイ・ガレル)に対して「あなたは批判するだけ」「誰の記憶にも残らない」「私は文学史に名を残す」とまるでシアーシャの言葉を体現するかのように威勢よく啖呵を着るシーンが映し出される。
次に登場するのは“マーチ家の中でも色々やらかす存在である末っ子・エイミー”を演じるフローレンス・ピュー。四姉妹の中でいつの時代でもいろいろな議論の的にもなるこの末っ子についてフローレンス・ピューは「エイミーのイメージは甘えん坊で野心家、でも本作では彼女の繊細さや人間らしさが描かれてる」とこれまで描かれてきたエイミー像とは違って「三流の画家になるくらいならきっぱりやめる」と、頑固だけど、とても賢く自分のことが見えている賢い女性として語っている。
「ベスは内気だけど芯が強い女性よ」と解釈し、病気がちだが心優しい三女・ベスを演じるエリザ・スカンレンや、「長女のメグは女性的で結婚を望んでいる」とエマ・ワトソンが表現する様に、お金持ちではないけれど誠実な男性家庭教師のジョン・ブルック(ジェームズ・ノートン)と結婚しようとするメグ(エマ・ワトソン)に対して「あんな男2年で飽きる」と言い放つジョーに対し、「私にはあなたと違う夢があるの」とはっきりと自分の意思を告げるシーンも。
最後に、四姉妹の母親を演じたローラ・ダーンは「多くの人にとって『若草物語』は理解されない苦しみを描いた、初めての作品よ」と語っている。ほかにも、ジョーがメグの髪の毛を巻こうとしてヘアアイロンで焦がしてしまうシーンや、エイミーとジョーが喧嘩して原稿を燃やしてしまうシーンなど原作で有名なシーンも随所に差し込まれた、貴重な特別映像となっている。
特別映像
映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年6月12日(金)より全国で公開!
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
原作:ルイザ・メイ・オルコット
出演:シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント