ふくだももこ監督最新作『君が世界のはじまり』の場面写真が解禁された。
ふくだももこ監督の原点である2本の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にするプロジェクトが実現。ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介。「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実させた。主演には、『おいしい家族』(19)以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作が、青春映画がここに誕生した。
大阪の端っこの、とある町が舞台の本作。今回解禁された11枚の場面写真には、心の底で鬱屈とした思いを抱えながら学校生活を送るえん、琴子、ナリヒラ、純、伊尾、岡田ら6人の姿が切り取られている。旧講堂の地下室で授業をサボる様子や、扉の外から教室を覗き込む様子、授業中であるにも関わらず、大胆におしゃべりをする様子など、高校生であるからこその特有の空気感を感じさせるものばかり。さらに、劇中でも重要な場所として登場する深夜のショッピングモールでのシーンも切り取られており、非常階段で読書する伊尾を上から覗き込む純の姿や、営業時間後のモール内、エスカレーターに腰掛けるえんとナリヒラ、フードコートで見つめ合う伊尾と純、5人並んで、何か言いたげな表情をこちらに向ける印象的なショットも。
加えて、深夜のショッピングモール内イベントスペースに置かれたバンドセットを手にするえん、ナリヒラ、純、伊尾、岡田の5人の姿も明らかに。劇中では、ブルーハーツの名曲「人にやさしく」「キスしてほしい」など、時代を超えて愛されてきた数々の名曲たちに彩られ、少年少女たちの心の叫びを、切なく、熱く、胸の奥に届けている本作。彼らが手にする楽器からは、一体どんな音楽が流れるのか?ロックバンドNITRODAYのボーカル&ギターを担当し、本作が映画デビュー、演技初挑戦となる小室ぺいの姿も注目だ。
映画『君が世界のはじまり』は2020年7月31日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開!
原作・監督:ふくだももこ
出演:松本穂香、中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸、江口のりこ、古舘寛治
配給:バンダイナムコアーツ
©2020『君が世界のはじまり』製作委員会