図書館を舞台に人間模様と奇跡の瞬間を映し出す笑いと涙の感動ドラマ『パブリック 図書館の奇跡』の本編映像が解禁された。

本作は、図書館という誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマ。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。ある新聞記事に着想を得て、本作の完成までに11年の歳月を費やした監督はエミリオ・エステベス。主演も兼任し、念願のプロジェクトを実現させたエステベス監督のもとに、実力派揃いの個性豊かなキャストが集結。アレック・ボールドウィン、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライトなど往年の名俳優たちから、テイラー・シリング、ジェナ・マローンなど旬の顔まで、極上のアンサンブル劇を繰り広げる。

今回解禁された本編映像は、舞台となるシンシナティの公共図書館に突如歌い出す裸の男性が出現するシーン。静かな場所であるはずの図書館だが、どこからか大ボリュームの歌声が聞こえはじめる。館内は笑いを伴いつつも騒然とし始める。異変に気づき、声の元を辿る図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)とマイラ(ジェナ・マローン)。外を望む大きな窓があるフロアに着くと、そこになんと、全裸の男性が熱唱していた―。目の前の異様な光景に唖然とした表情で声の主を見つめる2人。呆れて苦笑いのグッドソンの肩を私に任せてとばかりに叩き、マイラは果敢に「服を着てください」と注意する。それでもお構いなしで歌い続ける男性。騒ぎをきき駆けつけた図書館の警備員と、常連のホームレスたち。

歌っている曲は、『クール・ランニング』(93)の挿入歌でおなじみの大ヒットソング「I Can See Clearly Now」。マイラは「やめさせて 私の好きな歌よ」、グッドソンは「頼む エルネスト」と、関わりたくないのか対処を警備員に願うが、「裸の男との絡みは職務に含まれない」とあっさり断られてしまう。それでも歌い続ける全裸の男。続々と警備員が駆けつけるが、「裸なんて聞いていない」と予想外の事態に呆然。意を決して、警備員の1人が「あの・・・すみません」と話しかけると、そこでふっと、男性は意識を失い倒れてしまう―。“公共”の場である図書館だからこそ、あらゆる人が訪れるということを改めて感じさせるシーンとなっている。

本編映像

映画『パブリック 図書館の奇跡』は2020年7月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス
出演:アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
配給:ロングライド
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