水城せとなの傑作コミックを行定勲監督が映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』の場面写真が解禁された。
原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。主人公・大伴恭一を大倉忠義、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を成田凌が演じる。メガホンをとるのは、ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞するなど、日本を代表する映画監督・行定勲。その繊細な表現力と確かな演出力で、揺れ動く二人の切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。本作は「R15」指定となっている。
今回解禁された場面写真は、いずれも今ヶ瀬(成田凌)が部屋でくつろぐシーンを捉えれている。1枚目は、自室のベッドで煙草をくわえるカット。その手には、かつて学生時代に恭一(大倉忠義)からもらったピンクのジッポーライターが握られている。2枚目は、恭一の部屋のソファに座っているカットで、誕生日のお祝いに恭一からプレゼントされたワインを大事そうに抱えている。同じく、恭一の部屋のハイチェアの上で小さく体を丸めて座る3枚目のカットは、今ヶ瀬のお気に入りのスポットで、いつしかそこは2人の恋愛を象徴する大事な場所へと変化していくことに―。
どのカットも1点を見つめており、恭一に対して切ない恋心を抱く今ヶ瀬の心情がそのまま切り取られている。そのどこか儚げな姿に、思わず今ヶ瀬の恋を応援したくなる写真ばかりだ。その様子は、行定監督も「成田くんが演じる今ヶ瀬はとにかく可愛らしかったですね。しなやかで、繊細で。彼は、恋をしている高揚感に満ちた表情、特にキラキラと潤んだ瞳を表現するのが難しいと言っていたけれど、お芝居をし始めると不思議とそうなっていました」と太鼓判を押す。
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』は2020年9月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:行定勲
出演:大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子
配給:ファントム・フィルム
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会