越川道夫監督が贈る男女の性愛を描くシリーズ最新作『あざみさんのこと 誰でもない恋人たちの風景vol.2』が10月10日(土)より公開されることが決定した。
越川道夫監督によるシリーズ前作『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』に続く最新作。忘れられない恋を引きずり、孤独を埋め合わせるため性に奔放となる女性・あざみさん。彼女が見つめる、男女の愛と再生の物語。主人公のあざみを演じるのは、11年のデビュー作『ももいろそらを』でいたずらな女子高生を生き生きと演じ、一躍注目された小篠恵奈。映画、ドラマでキャリアを積み重ねてきた小篠が、本作で忘れられない恋に執着するヒロインのあざみを体当たで演じる。寝起きのような素顔を披露し、夜の渋谷を泣きながらゲリラ撮影にも挑戦。複雑な家庭環境に育ち、愛と誰かへの依存にすがりつく寂しがり屋のあざみを繊細に、大胆に演じた。
あざみを不器用に愛するノダくん役には、『SR サイタマノラッパー』シリーズの MC MIGHTY役で知られ、ドラマ、映画で活躍する実力派の奥野瑛太。本作でも難役のノダくんを全身全霊で演じ、強い存在感を残す。別れたばかりのやさしい恋人、シンには『二十六夜待ち』でも越川監督と組んだ嶺豪一。あざみをそばに置くだけだったキタジマさんには『EUREKA』『ディアーディアー』の斉藤陽一郎が。あざみが愛憎半ばする感情を抱く強烈な母には、ベテランの片岡礼子と、個性が際立った役者たちが集まった。
公開情報と併せて解禁されたメインビジュアルには、周囲も自分も傷つけて生きてきたあざみが、自分をまっすぐに愛するノダくんと体を重ねる中で、彼女にとっての愛の歴史が変わる瞬間が切り取られている。セックスを愛から引き離して扱おうとする一人の女性の、小さな覚醒と決断が描かれる愛と再生の物語は10月10日(土)より公開。
ストーリー
17歳で複雑な家庭から逃げだしたあざみは、年の離れた編集者のキタジマさんの恋人になった。キタジマさんに釣り合う女になりたいと背伸びしても、彼は仕事優先で向き合ってくれない。さびしさをこじらせたあざみは、その後、誰とつきあってもキタジマさんのことが頭から離れない。そんな彼女の前に、子供のようにまっすぐに愛をぶつけるノダくんが現れた。同じ頃、軽蔑していた母との再会と死を経験したあざみは、愛すること、生きることを見つめ直すのだった。
映画『あざみさんのこと 誰でもない恋人たちの風景vol.2』は2020年10月10日(土)より新宿K's cinemaほかにて公開!
監督・脚本:越川道夫
出演:小篠恵奈/奥野瑛太、嶺豪一、斉藤陽一郎/宮本なつ、遊屋慎太郎、鈴木晋介、内田周作/片岡礼子
配給:コピアポア・フィルム
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