『事故物件 恐い間取り』の完成記念イベントが7月21日(火)に都内で行われ、亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督が登壇、松原タニシがリモートで参加した。

本作でホラー映画に初出演となった主演の亀梨は冒頭の挨拶で「現場は充実した時間を過ごすことができました」と明かしつつ、「ホラーは見てくださる方のことを常に感じながら撮影をしていくんだと感じました」とコメント。劇中では関西弁を話すことから「なるべく関西出身のお友達とコミュニケーションを取るように心がけました」と振り返った。

売れない芸人という役どころの亀梨だが、劇中ではコンビの相方となる瀬戸とコントを披露する場面もあり、ここでは「どうやったらがんばっているけど空回りしている感が出るかを(出せるか)」と明かした。しかそここで瀬戸は「めちゃくちゃ稽古したんです。でもカットされてたんです。大部分が」と明かすと、中田監督は「すごいうまいんです!おもしろくなりすぎるとおかしい」と、カットの理由が“おもしろすぎたから”ということが明かされると、奈緒は「ネタがおもしろかったので純粋に笑った」と語った。

さらにそのシーンでは初体験もあったようで、「ああいう視線を浴びることはありがたいことになかった」という亀梨は「すごいお客さんが冷たい目で・・・。何をやっても響かないのは一番ホラーですよ」と笑いを誘った。

そんな亀梨と初共演の瀬戸は「初めから(初共演だというような)そんな気がしなかった」と明かすと、亀梨も「おれも!」とすかさず同意し、「めちゃくちゃやりやすかった。亀梨さんがリードしてくれる」と明かす瀬戸。奈緒は、自身の撮影が終わって帰る際に、先に帰った亀梨から焼き肉の弁当が差し入れされていたことを明かし、「何気なく好きって言ったのが入っていた」と気配りに驚いていた様子だった。

イベントでは、原作者である松原タニシが自身が住んでいる“事故物件”からリモートで参加。ところが初めから「こっちの画面が止まってしまって監督しか映っていない」と早速トラブルが発生している様子。さらにトークが進むと突然松原の画面が消え、イベント会場も暗転。これには亀梨も「なに、なに、なに!?」と驚き、さらに再度照明がつくとそこには松原の自宅にあったはずの人形2体が置かれていて登壇者からは驚きの声が相次いだ。しかし、奈緒が「私同じような人形を昔から大事にしています」とまさかのほのぼのエピソードが飛び出し、会場は笑いに包まれた。

<事故物件住みます芸人>として活動する松原タニシの実体験によるベストセラーノンフィクションを映画化した本作。物語は、売れない芸人・山野ヤマメがプロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり・・・。事故物件を転々としていくヤマメを待つ“最恐”の事故物件とは—。主演は亀梨和也。監督を務めるのは、『リング』(98)で日本映画界のホラーブームを牽引、『スマホを落としただけなのに』(18)の大ヒットも記憶に新しいホラー映画の巨匠・中田秀夫監督。脇を固めるのは奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、MEGUMI、真魚、瀧川英次、宇野祥平、高田純次、小手伸也ら豪華俳優陣に加え、有野晋哉・濱口優・団長安田・クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演。

【写真・文/編集部】

映画『事故物件 恐い間取り』は2020年8月28日(金)に全国で公開!
監督:中田秀夫
出演:亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、MEGUMI、真魚、瀧川英次、木下ほうか、加藤諒、坂口涼太郎、中田クルミ、団長安田、クロちゃん、バービー、宇野祥平、高田純次、小手伸也/有野晋哉・濱口優(友情出演)
配給:松竹
©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会