『舟を編む』『町田くんの世界』の石井裕也監督最新作『生きちゃった』の追加キャストと公開日が発表され、併せて特報映像が解禁された。

石井裕也監督のオリジナル脚本による最新作で主演を務めるのは、映画、舞台、ドラマなどの出演オファーが相次ぎ、インディペンデント映画から大作映画にまで幅広く出演し、『町田くんの世界』に続いての石井組となる仲野太賀。共演には、『葛城事件』や『愛がなんだ』『街の上で』などに出演し、唯一無二の存在感と比類なき演技力を持つ若葉竜也。山田厚久(仲野太賀)と武田(若葉竜也)は幼馴染。厚久は同じく幼馴染である奈津美と結婚しており、5歳の娘がいる。平凡だがそれなりの生活を送っていたが、ある日、厚久が会社を早退して家に帰ると、奈津美が見知らぬ男と情事に耽っていた。あまりにも急なことで、厚久は怒ることもできなければ悲しむこともできない。感情に蓋をすることしかできなかった。その日を境に厚久と奈津美、武田の関係は歪んでいき、物語は予期せぬ展開へと向かっていく・・・。

本作は、幼馴染みの山田厚久(仲野太賀)と奈津美(大島優子)、そして武田(若葉竜也)の三人の幼馴染の物語。いつも一緒に青春を過ごしていた3人。30歳になった現在、厚久と奈津美は結婚しており、5歳の娘がいる。平凡だがそれなりの生活を送っていたある日・・・。厚久が奈津美の浮気を知ってしまう。あまりにも突然のことで、厚久は怒ることもできなければ悲しむこともできない。感情に蓋をすることしかできなかった。その日を境に厚久と奈津美、武田の関係は歪んでいき、物語は衝撃的な展開へと向かっていく。

今回出演が発表されたのは、パク・ジョンボム、毎熊克哉、太田結乃、柳生みゆ、芹澤興人、北村有起哉、原日出子、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、嶋田久作。イ・チャンドン監督の助監督を務めた後、『ムサン日記 白い犬』『生きる』などの長編映画の監督作品で知られるパク・ジョンボムは、仲野演じる厚久の兄・山田透役。『ケンとカズ』(15)で第71回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞や第31回高崎映画祭最優秀新進男優賞を受賞し、その後、『万引き家族』『空飛ぶタイヤ』などの話題作からインディペンデント作品まで幅広い映画作品に出演し、NHK連続テレビ小説『まんぷく』などでも脚光を浴びた毎熊克哉は、大島演じる奈津美の不倫相手・洋介役を演じている。

本作が映画初出演となる太田結乃は、厚久と奈津美の娘・山田鈴役を。10歳の時に主演を務めた日本とイランの合作映画『風の絨毯』(03)以降、数々の映画・テレビドラマに出演する柳生みゆは厚久の元恋人・飯村早智子役を演じている。そして、『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの映画とドラマ作品を含め石井組が本作で8作目となり、バイプレイヤーとして活躍する芹澤興人と、今村昌平監督の『カンゾー先生』(98)でデビュー後、多くの映画、舞台、TVドラマなどジャンルを問わない表現力で活躍する北村有起哉は、本作で起こる“ある事件”に関わる“男”をそれぞれ演じている。

その他にも、奈津美の母・杉田美幸役に原日出子、奈津美の運命を左右することになる男・田代役に鶴見辰吾、厚久と透の母・山田花子役を伊佐山ひろ子、父・山田十郎役を嶋田久作が演じ、実力と経験を兼ね備えたベテラン勢が作品に厚みを加えている。

また、併せて解禁された特報映像には、一切のセリフが無く、聞こえてくるのは蝉の鳴き声、鳩時計の音、そして声をのみこむようにしてむさび泣く声だけ。「今この国に、本当の言葉は無い。本当の思いは誰にも届かない。だから本音を押し殺して・・・殺して・・・大切な人が死ぬ・・・」というテロップと、特報の後半に映し出される仲野太賀、大島優子、若葉竜也の感情を剥き出しにした表情を映し出した映像がただならぬ雰囲気を醸し出している。

本作は、10月3日(土)より全国公開、10月以降に『All the Things We Never Said』の英題で中国及び香港、台湾、マカオなど、世界各国の劇場で公開される。

特報映像

映画『生きちゃった』は2020年に全国で公開!
脚本・監督・プロデューサー:石井裕也
出演:仲野太賀、大島優子、パク・ジョンボム、毎熊克哉、太田結乃、柳生みゆ、レ・ロマネスク、芹澤興人、北村有起哉、原日出子、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、嶋田久作、若葉竜也
配給:フィルムランド
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