タイトルアート:清川あさみ
作品名:「星の子」(題字:赤松陽構造 撮影:朴玉順)
©Asami Kiyokawa ©2020「星の子」製作委員会


芦田愛菜主演映画『星の子』をイメージした清川あさみによる刺繍アート「星の子」が完成した。

大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を深く信じている。成長していくちひろは、生まれて初めて両親と暮らす自分の世界を疑い始めていく―。ドラマデビュー作『Mother』から10年、ハリウッド映画やアニメーション映画の吹替などで観客を魅了してきた芦田愛菜が本作で演じるのは、撮影時の自身と同じ中学三年生の少女・ちひろ。“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで過酷な青春に翻弄されるちひろの複雑な表情を圧倒的な演技力で表現。今村夏子による同名小説を原作に、大森立嗣が監督・脚本を務める。

今回、アーティスト・清川あさみが映画『星の子』をイメージし制作した作品「星の子」が完成した。また、 この「星の子」のオリジナルポストカードを特典としたムビチケカードが8月7日(金)より発売されることが決定した。 

ポートレイトに刺繍を施す手法を用いた作品で「美女採集」 「Complex」シリーズを代表作に持つ清川だが、今回は、キャンバスに刺繍、ペインティングをし、美しい星空と木々に包まれ、水の渦の中に佇む少女ちひろが描かれた。光を放つ星々をビーズで、木々や水面の揺れ、渦を糸でひと針ひと針、繊細に紡ぎ、静寂と緊張の入り混じる神秘的な世界が生まれた。清川は、子どもたちについて「宇宙の中の沢山の星の中の一つのように存在する」と語り、「自分という「星」を知った時、一人の大人に成長していく、そんな少女の佇む姿を描きました」と思いを明かした。

大森立嗣監督は本作の脚本を書くとき、清川の作品集にインスピレーションを得ていた。そんな大森監督たっての希望で清川とのコラボレーションが実現。映画本編では、赤松陽構造による題字「星の子」の背景となるタイトルアートとして、星が瞬き、この幻想的な風景が徐々に浮かび上がる。ぜひスクリーンで、糸で織り成す静謐だが情感豊かな空間にあたかも包まれるような感覚を体験してほしい。

清川あさみ コメント

子ども達は何にも変えがたい神秘的で尊い存在であり、親を選ぶ事は出来ない。
宇宙の中の沢山の星の中の一つのように存在する。
誰しもが、何か「信じる」という行為がその人を導き、生きる力になるのでしょう。
自分という「星」を知った時、一人の大人に成長していく、そんな少女の佇む姿を描きました。

ムビチケカードの特典は本作品をポストカードにしたものと、ポスタービジュアルのオリジナルポストカードと2枚セット(数量限定)となる。ムビチケカード(1500円)は、8月7日(金)より発売。取り扱い映画館などの詳細は、 映画公式サイトにて。

映画『星の子』は2020年10月に全国で公開!
監督・脚本:大森立嗣
出演:芦田愛菜/永瀬正敏、原田知世
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2020「星の子」製作委員会