日本の命運を決めた3日間を鮮明に描く『ミッドウェイ』の特別映像が解禁された。
第二次世界大戦の中でも、歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られるミッドウェイ海戦。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に、巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。そして、国を愛し、覚悟を持って戦った男たちがいた。運命の3日間─何が、彼らの勝敗を分けたのか。監督は、『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ。20年に及ぶリサーチと新たに発見された日本軍側の貴重な資料をもとに、両軍に敬意を捧げて史実を再現。ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力派俳優が集結した。
今回、1942年のミッドウェイ海戦を追憶する特別映像が解禁された。映像は、ミッドウェイ海戦を体験した2人の退役軍人へのインタビュー、当時の貴重な記録映像とニュース映像や、戦況を案ずる山本五十六(豊川悦司)や、急降下して戦艦を攻撃するシーンなどの本編映像も収められている。
ミッドウェイ海戦を体験し、第8電撃機隊に所属していたチャールズ・モンロー氏は「我々の任務は日本軍の爆撃です」と、1万フィート以上の上空から水面へ一気に急降下し、敵艦隊に魚雷を落とすという任務を回顧。数多の銃弾が飛び交い、爆煙で視界もさえぎられる状態で急降下する壮絶さは、本編映像からも垣間見える。第8電撃機隊はこの戦法で、最上型の戦艦や、空母龍驤などの軍艦を爆撃したとされている。
モンロー氏は続けて、「ミッドウェイ海戦では15機のTBDデヴァステイターが海に沈みました」と語り、その15機の内、乗組員は1名しか生き残らなかったという衝撃の事実を明らかにする。「6月4日の海戦でみんな命を落としました」と語るのは、同じく第8電撃機隊に所属していたアーヴィン・ウェント氏。ミッドウェイ海戦で共に戦った仲間を偲びながら、ウェント氏は「私は今年で103歳ですが、彼らはまだ若かった」と悲痛な面持ちで語り、最後に「それが戦争です」と、人の命を簡単に奪ってしまう戦争の悲惨さを嘆いた。
彼らは、アメリカでミッドウェイ海戦を体験した最後の2人とされている。こうした戦争体験者が少なくなっていき、戦争の記憶の風化が懸念される現代に、エメリッヒ監督が20年ものリサーチを経て伝えたかった物語とは・・・。
特別映像
映画『ミッドウェイ』は2020年9月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ルーク・エヴァンス、豊川悦司、浅野忠信、國村隼、マンディ・ムーア、デニス・クエイド、ウディ・ハレルソン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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