今回解禁されたビジュアル


様々な恋模様を淡く繊細に描いたオムニバス漫画を原作としたアニメ劇場版『どうにかなる日々』の延期後の公開日が10月23日(金)に決定し、併せて描き下ろしキービジュアルとキャストコメントが解禁された。

誰かを想う日常は、ときに甘くて、ときに痛い。そんな、なるようにしかならない日々も、きっと、いつか。元恋人の結婚式、男子校の先生と生徒、心と身体の変化を迎える思春期の幼馴染。誰が相手でも、どんな形でも、全ての恋と生き方には同等の価値がある。そして、不器用に誰かを想った日々は、きっといつか愛しい思い出になる。本作は、そんな“誰かの恋”を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。監督を手掛けるのは詩的な映像・音楽演出に定評がある佐藤卓哉。キャラクターデザインは佐川遥が担当。アニメーション制作はライデンフィルム京都スタジオが担当している。

5月8日(金)より公開を予定していた本作だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されていた。今回新たな公開日が10月23日(金)に決定した。併せて、原作の志村貴子による新描き下ろしビジュアルが解禁された。本作に登場する「しんちゃん」と「みかちゃん」を描いた淡いビジュアルとなっている。また、公開日決定を受けてキャストからのコメントが到着した。

花澤香菜(えっちゃん役)コメント

ようやく劇場公開されるということがとても嬉しいです。このどうなるかわからない日々の中で、危うく、でも逞しく生きている彼女たちを見て、皆様の心が少しでも暖まりますように。ぜひご覧くださいませ!!!

小松未可子(あやさん役)コメント

エピソード毎に「どうにかなる日々」というタイトルの響かせる印象が変化する作品です。どこかの日常に転がっていそうなエピソードだけれど、一人一人にとってはそれが細やかな人生である。とても温かくて、繊細で、ほろほろと解けてしまいそうなこの雰囲気がとても大好きです。「えっちゃんとあやさん」のお話も、その空気感を大事に演じさせて頂きました。このもどかしい距離感がなんだか愛おしい。「過去」の二人の共通点、出会った二人が始める「現在」、そして二人の辿る「未来」が穏やかで幸せでありますように…。ぜひこの空気感を、劇場でゆっくり浸って行ってください。

櫻井孝宏(澤先生役)コメント

雰囲気と趣きのある作品で、日常に潜む非日常を味わったような気持ちになりました。まるで淡いベールの向こうにある人間の性を薄目で覗き見るような、そんな気持ちです。皆さんと分かち合えることを願って。よろしくお願い致します。

山下誠一郎(矢ヶ崎くん役)コメント

改めて、公開日が決定したことを嬉しく思います。今日に至るまで本当に色んな事がありました。本作の通り「どうにかなる」という言葉を信じて、ここまでやってこれたという実感がありますし、少し時間が経ったぶん、本編を観るのが一層楽しみになりました。
観た方によって色々な感想を持てる作品だと思いますので、是非それを大切にして頂けたらと思います。
応援よろしくお願いします。

木戸衣吹(しんちゃん役)コメント

皆さんお待たせしました!公開日が決まりました!お客さんが観て初めて映画は完成する物だと思っているので、早く観てもらいたいです。原作ファンの方はもちろん初見の方にも入り込みやすい作品となっていると思います。
キャストスタッフ一同、愛を込めて作りました。私達の愛を受け取ってください!

石原夏織(みかちゃん役)コメント

ついに映画「どうにかなる日々」が公開になります。ずっとこの日を楽しみにしていました。この作品はさまざまな愛の形が描かれています。私が担当させていただいたエピソード3・4、そしてエピソード1・2の完成を見させていただいて改めて愛って深くて素敵だなと感じました。とても心が温まる作品です。ぜひ劇場でご覧下さい。

ファイルーズあい(小夜子役)コメント

「どうにかなる日々」、ついに公開日が決定いたしました!とても不思議な魅力のある作品なので、ご覧になった皆様がどう感じるか、今からとても楽しみです。お芝居や絵、音楽に至るまで、たくさんの愛に包まれています。キャラクターたちの美しくも切ない心の動きを肌で感じていただけると嬉しいです!

早見沙織(百合)コメント

ゆったりと穏やかに優しく、けれど心の中の切ない部分をほんの少し思い出すような、素敵な空気感を味わいながらアフレコさせていただきました。収録の際に監督から、無理のないそのままの姿でぜひ、と言っていただいたことが印象的です。オムニバスですので、色々なお話と、そこに生きる登場人物に思い馳せながらご覧いただければと思います。

島﨑信長(田辺くん)コメント

同じ世界にこんな日常を送ってる人がいるんだろうなあと、とても近い距離でリアルに感じさせられました。それでいて、どこか日常の中の非日常を覗いてるような感じもあったりして、不思議な魅力がある作品です。多分観る人次第で感じ方が大きく変わる作品な気がするので、皆さんがそれぞれどんなことを感じるか、とても気になります。良かったら何らかの形で教えていただけたら幸いです。

田村睦心(ヨリコさん)コメント

漫画を読ませていただいた1話めがヨリコさんと田辺くんのお話しで、結構衝撃的でした。今回そのお話しではないのですが、選りすぐってあるお話しも衝撃かつ日常のどこにでもありそうで、とても面白かったです。みんなの心の中を覗いたらこんな感じなのかなと。人には言いづらい色々な面があるのかな、ってホッとするようなドキドキするようなお話し達です。このお話しを優しい絵と共に劇場で楽しんでいただきたいです。

天﨑滉平(しんちゃん父)コメント

この作品に触れ、僕は何気ない日常にこそドラマはあるんだなと感じました。そして何気ないのにとても印象深く心に突き刺さるのは誰しもが似た経験があるからなのかなと。『どうにかなる日々』は【普通】をとても繊細に描いている作品だと思います。
観て頂ければみなさんにもどこか必ずドキッと心に刺さる瞬間がある映画になっています。ぜひ劇場でご覧ください!!

白石涼子(しんちゃん母)コメント

上京して生活に慣れた頃20代前半。本屋さんで表紙とタイトルが気になって購入したマンガが志村貴子先生の作品でした。
ひょんな出会いからどっぷりハマって次々読んでいた志村先生の作品。まさかキャラクターに声をあてる日が来るとは。
人生、何があるわからないですね。とても幸せな時間でした。それぞれにとっての日常を切り取ったかのような、ちょっとドキッとする、そんな空気感を大切に…。「どうにかなる日々」動いて色がついて音がつくとどうなるのか…私も楽しみです!
劇場での公開日が決まりとても嬉しいです。皆様に観ていただける日がとても待ち遠しいです。

予告編

また、公開日先駆けて10月21日(水)にはクリープハイプによる書き下ろし楽曲「モノマネ」と、劇伴音楽を完全収録した全23曲のCD『どうにかなる日々』(通常盤 1,800円(税抜))が発売される。収録曲数は23曲(主題歌「モノマネ」+劇伴22曲)。

尾崎世界観 コメント

初めてのことで、これが正確か不正解かもわからないまま劇伴音楽に向き合っていました。でもこの作品自体が、正確と不正解だけでは掴めないものを描いているから、きっとそれこそが正解だったんだと思います。
「どうにかなる日々」は、ちゃんと目を見て話してくれる物語、ちゃんと目と目が合う映画だと思っています。その中で、観た人の耳に少しでも何かを残せたら幸せです。

劇場版『どうにかなる日々』は2020年10月23日(金)より全国で公開!
監督:佐藤卓哉
声の出演:花澤香菜、小松未可子、櫻井孝宏、山下誠一郎、木戸衣吹、石原夏織、ファイルーズあい
配給:ポニーキャニオン
©志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会