時代を越えて若者たちに大きな影響を与える岡崎京子原作のラブストーリー『ジオラマボーイ・パノラマガール』の公開日が11月6日(金)に決定、併せて予告編が解禁された。

1980~90年代に若者たちのリアルな恋や友情を描くマンガを数多く生み出し、今もなお、熱狂的なファンを持つ漫画家・岡崎京子が1989年に刊行した同名作品を原作にした本作。脚本・監督を務める瀬田なつきは物語の舞台を現代に置き換え、スクラップ&ビルドを繰り返す街で、未来への不安を抱えつつも「今」を生きる若者たちを、ファンタジックでポップな世界観で映画化。W主演として主人公・渋谷ハルコ役を山田杏奈、神奈川ケンイチ役を鈴木仁。何者にも染まっていないハルコとケンイチが、恋に潜む葛藤や喜びを通じて大人になっていく姿を、2人の若手俳優が等身大で演じる。

今回解禁された予告編では、2人の主人公・ハルコ(山田杏奈)とケンイチ(鈴木仁)が“具体的なファーストミート”を果たすシーンから始まる。「ロマンチックで浅はかで」「迂闊な運命の恋」を夢見て、ケンイチとの出会いこそ”運命”だと信じるハルコ。一方ケンイチは、ある日勢いでナンパした女性・マユミ(森田望智)に、「好きな女の子さえいれば、世界がどうなっても知ったこっちゃあない」と夢中になっていく。岡崎京子原作×瀬田なつき監督のタッグで描く一筋縄ではいかない平行線の恋の物語が、かつて私たちが夢見た未来に向かっていたはずの”創りかけの東京の街“を舞台に描かれる。「私の世界は全部嘘なの。全部気のせいだとしたら、どうしたらいいの?」少女達の成⻑を急かすように、空へと伸びていくビルに見下ろされる街で、ハルコとケンイチはどのような恋をして、どのように変わっていくのか。コドモからオトナに向かっていくふたりの物語に期待が高まる映像となっている。

予告編

映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』は2020年11月6日(金)より新宿ピカデリー、ホワイト シネクイントほか全国で公開!
脚本・監督:瀬田なつき
出演:山田杏奈、鈴木仁/滝澤エリカ、若杉凩、平田空、持田唯颯、きいた、遊屋慎太郎/斉藤陽一郎、黒田大輔/成海璃子、森田望智/大塚寧々
配給:イオンエンターテイメント
©2020 岡崎京子 「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会