福岡・キャナルシティ博多内にある「キャナルシティ劇場」が2022年7月より多彩な演目が楽しめるエンターテイメントシアターへと転換されることが発表された。
株式会社サンライズプロモーション東京と福岡地所グループの株式会社エフ・ジェイエンターテインメントワークスは、キャナルシティ博多内の「キャナルシティ劇場」において、2022年7月1日から2032年6月30日まで10年間の劇場専用使用に関する契約を締結したことを発表。
福岡・九州の“劇場文化のさらなる発展”と“キャナルシティ博多のエンターテイメント性の強化”を目的として、株式会社サンライズプロモーション東京、株式会社キョードー西日本、オンラインチケット予約システム「etix」を展開する株式会社イーティックスデータファームの3社がグループでの運営を実施し、「総合エンターテイメントシアター」へ再度の転換を図る。
サンライズプロモーション東京とキョードー西日本の持つ幅広い国内外のネットワークにより、多種多様な演目を誘致し、これまでのキャナルシティ劇場では上演できなかった“多彩でバラエティ豊かな舞台芸術を福岡・九州の観客へと届ける。
当劇場は、1996年4月に全国初の劇団四季常設専用劇場「福岡シティ劇場」として開業、2010年11月に多彩な舞台芸術が展開できるマルチ劇場「キャナルシティ劇場」として開業、そして2017年6月には劇団四季による専用使用を再開した。
株式会社サンライズプロモーション東京の代表取締役・高橋一仁は「現在、コロナ禍という厳しい状況下、ライブ・エンターテイメント業界、全国の名劇場は大きな打撃を受けており、弊社も例外ではありません。ですが、エンターテイメントの火を絶やさないために、新たなるチャレンジをすることにいたしました」とコメント、当劇場の今後については「コンサート、演劇、ミュージカルはもとより昨今人気を博しております漫画・アニメ・ゲームを原作とした2.5次元舞台、能、歌舞伎、落語など伝統芸能の上演を予定しています。特に海外のアーティストの公演にも力を入れ、ジャズシーンからはウィントン・マルサリスやブラッド・メルドー、天才バレエダンサーセルゲイ・ポルーニンなど各界のビッグネームの招聘を実現したいと考えています」と展望を語り、また、「キャナルシティ劇場は、全国初の劇団四季専用劇場として開業された、素晴らしい劇場であります。引き続き、このキャナルシティ劇場を、福岡の皆様が沢山の感動や喜びを共有する場所とできるよう努めて参ります」とコメントしている。
「キャナルシティ劇場」概要
所在地:福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 キャナルシティ博多ノースビル4F
座席数:1,144席