『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』の公開記念!前夜祭イベントが9月3日(木)に渋谷ストリームホールで行われ、欅坂46の小池美波、小林由依、菅井友香、原田葵、守屋茜、渡邉理佐、武元唯衣、田村保乃、松田里奈と高橋栄樹監督が登壇した。

渡邉は最初の1、2年と今とで自分の何が変わったか聞かれると「あの当時のことはすごく鮮明に覚えていて、リップシーンの撮影だったんですけど、本当に出来なさすぎて恥ずかしくて泣いてる映像が(作品で)使われてて…笑」と恥ずかしそうに答えていると、すかさずMCからツッコミが入り会場を笑わせた。続けて渡邉は「使っていただいたんですけど、改めて自分で恥ずかしくて笑いながら見てたんですけど、でもやっぱり4年前とか5年前と比べると、自分自身もそういう部分ですごく成長したのかなと感じるので、その姿も楽しんで見ていただけたらなと思います。」と答えた。これに対し、監督は「内心ごめんとか思いながら、でもいいシーンだからね。」とフォローを加えた。

作品中で渋谷川の前でインタビューしているということで、渋谷とは自分にとってどのような場所か質問されると小林は「何かと渋谷で撮影をさせていただく機会が多かったので、ゆかりの地というか、私たちも渋谷に思い入れがありますし、(今回のイベント会場である)この渋谷ストリームホールもミュージックビデオ撮影をしていたときも、形も何もない工事現場だったので、こんなにしっかりとしたビルが建っていて、それを見るたびに私たちもこのようにしっかりと立てていたらいいなと思ったりとか、一緒に成長していけたらいいなという場所でもありました。」としみじみ語った。

小池はこの作品の中で二人セゾンセンター努める上での苦悩について聞かれると「結構不安も大きかったですし、センターをやるってすごいプレッシャーなんだなと思ったんですけど、どうやったらいいんだろうと考えてたんですけど、自分が持っている良いところだったりとか、ちょっとした弱さだったりとかも、二人セゾンは儚い曲なのでそこでそれを出していいんだなと思って、一瞬一瞬の自分を表現できるようになったので、すごくありがたかったなと思います。」と答えた。

また、おすすめのシーンを聞かれると菅井は「色々あるけど、ライブシーンは私たちはライブにかける思いが強かったんですけど、なかなかこうやってお見せする機会がそんなになかったので、未公開のライブシーン楽しみにしててほしいなと思います。」と答えた。

最後に菅井は「初めてのドキュメンタリー映画ということで、すごく楽しみな気持ちと緊張もちょっとあるんですけど、何より楽しんで見てほしいなという思いがあります。『僕たちの嘘と真実』というタイトルですが、私たちの不器用ながら支え合ってきた日々とか、作品にかける情熱とか、一生懸命歩んできた日々、そして笑顔に嘘偽りはないんじゃないかと思っています。そして、たくさん支えてくださった皆様も映っているのでぜひ、私たちの正解を探しながら模索してきた日々の1ページ1ページを楽しんで覗いていただけたらなと思っています。感想も待っています、楽しんでください。」とメッセージを送った。また、監督は「間近で見ていて、支え合っているグループだなと思いました。なのでそういうところから、映画から見られる自分なりの真実というか、そういうものを見ていただけたらなと思います。」と締めくくった。

2016年に「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たし、アイドルの枠を超えた独創的なクリエイティビティと圧倒的なパフォーマンスで日本中を熱狂させてきた欅坂46。そんな彼女たちの初ドキュメンタリー映画である本作は、3月に一度は完成した映画本編だが、公開延期を受けて、メンバーへリモートによる追加取材や、無観客配信ライブでの改名・再スタート発表の舞台裏や迫力のステージパフォーマンスを追撮。ライブ後には改めてドキュメンタリーのカメラの前で“いま”の心境を率直に語り、まさにデビューから最新の姿までを収めた、5年間の集大成とも言うべき究極のドキュメンタリー映画が完成した。

【取材・文/市原唯衣】

映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』は2020年9月4日(金)より全国で公開!
監督:高橋栄樹
配給:東宝映像事業部
©2020「DOCUMENTARY of 欅坂46」製作委員会