水城せとなの傑作コミックを行定勲監督が映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』の大倉忠義演じる“恭一の部屋”の写真が解禁され、併せてオリジナルグッズの発売が決定した。
原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。主人公・大伴恭一を大倉忠義、恭一への想いを募らせ葛藤する今ヶ瀬渉を成田凌が演じる。メガホンをとるのは、ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を2度受賞するなど、日本を代表する映画監督・行定勲。その繊細な表現力と確かな演出力で、揺れ動く二人の切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。本作はR15指定となっている。
今回解禁されたのは、恭一の部屋の写真。恭一のベッドや、劇中で重要なアイテムとなるハイチェア。このハイチェアは猫のように体を丸めて座る今ヶ瀬をイメージして作られた特注品。また、おしゃれな雰囲気漂う洗面スペースでは、今ヶ瀬は恭一が仕事に出掛けている間、洗濯や部屋の掃除など家事全般を行う甲斐甲斐しい一面をのぞかせる。そして恭一のクローゼット。色味ごとに分けて整理されており、恭一の几帳面さを感じさせる。
美術を担当した相馬直樹は「恭一の部屋は、あえて色のないなるべく無機質で、ちょっと冷たい感じがでて、かつセンスはよく、ということを考えて制作しました。コンクリート打ちっぱなしのスケルトンのリフォーム物件などをイメージしています」とセットプランについて語っている。部屋のレイアウトに関して、「行定監督と話しながら一番悩んだのは、ベッドの置き場所でした。また、今ヶ瀬といる時とたまきが来はじめてからでは、カーテンや家具が変わっているので、その違いにも注目して観て頂けたら嬉しいです」とこだわりも明かしている。
映画の世界感を閉じ込めたグッズが9月11日(金)より発売されることが決定した。グッズは全部で4種類。恭一と今ヶ瀬が劇中で訪れる夜明けの海岸を切り取った美しいカットがプリントされたシネマクリアファイルと巾着トート。クリアファイルの表面には映画チラシを収納可能なポケットも付いている。
同じく海岸のカットのほか今ヶ瀬との同棲生活を始める恭一の部屋のベッドや2つ並んだ歯ブラシ、今ヶ瀬が恭一にもらって大事にしているジッポーライターと灰皿のセットなど2人の同棲生活の様子が垣間見える貴重な写真を使用したポストカードセット。そしてキーアイテムともなるジッポーライターと灰皿、映画の世界観を閉じ込めたグッズばかり。
価格はすべて税込みで、シネマクリアファイルが385円、ポストカードセットが550円、キーホルダーが950円、巾着トートが1,000円で販売される。映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が上映される全国の劇場(一部除く)と、「現代オンラインショップ」のサイト(9月11日10時発売開始)で購入可能。
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』は2020年9月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:行定勲
出演:大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子
配給:ファントム・フィルム
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会