小西桜子、山下美月、齋藤飛鳥、梅澤美波、グレイス・エマ、英勉監督


『映像研には手を出すな!』の完成報告会見が9月9日(水)にオンラインで行われ、齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、グレイス・エマ、英勉監督が登壇した。

イベントには、映像研の“電撃3人娘”こと乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波に加え、“大・生徒会”の会長を演じた小西桜子、書記のグレイス・エマ、本作のメガホンをとった英勉監督が登壇。今の気持ちについて齋藤は「ドラマが放送されてから結構時間が経ってしまったので、今自分が演じている浅草みどり役を見ると、照れくさくて、はずかしいです」とはにかみながら回答。山下は「延期にはなってしまったんですが、無事に公開が決まっていて、本当にほっとしています。映画も素晴らしく面白い作品になっていますので、ぜひ観て頂ければ嬉しいです!」と意気込みを語った。続けて梅澤は「この作品が世に放たれると思うと、凄くワクワクしています。完成したものを3人で一緒に観たのですが、終わった後に3人で無言で見つめ合う、とても良い時間があったんです。だから、これは良いものが出来たな、とその時に実感したので、本当にたくさんの方に観て頂きたいと思います」と自信を覗かせた。

そんな3人の演技について英監督は「皆さん本当にプロフェッショナルで素晴らしいんですよ。梅澤さんは、金森を賢そうにみせるのが爆発的に上手いです。山下さんは、セリフがないときのツバメちゃんが抜群にいい。他の人がしゃべっているときの間合いの取り方とか凄くて。齋藤さんは、もうね“ド天才”ですよ」と大絶賛。続けて、印象深かったシーンについて齋藤は「結構ワイヤーに吊るされたり、上から落ちたり、大変な撮影が多かったんですが、その中でも一番は、ドラマでワイヤーに吊るされるシーンで、私が“ぐあんぐあん”しながら身を任せるので、操作してくださる方が楽しんでくれて、私死ぬのかな(笑)と思いながらも結構楽しくて、一番印象的でした」と大掛かりな撮影の思い出を語った。

ドラマ放送時からクオリティの高さが話題になっていた本作だが、VFXについて英監督は「VFXのシーンは何もない所で演じなきゃいけないので、心の持ちようが難しいですよね。ロボットなのに、実は風船を見上げながら“すごーい”って言っているだけなんですよ!」と撮影の裏話を語ると、梅澤は「完成版を観た時に“本当にあの場所に(ロボットが)居なかったんだっけ!?”と思うくらい艶感とかも凄いし、私たちの演技も凄くないですか!?(笑)」と自画自賛し、笑いを誘っていた。

生徒会長役を演じた小西はオススメのシーンに、地下水路でのVFXシーンを挙げ「自分がVFXシーンの撮影に参加していなかったので、現実世界とアニメを作る頭の中の“最強の世界”が合わさる感じが夢のようで好きです」と完成した映像を見て、感激した様子を見せた。続けてグレイスは、ドラマ最終話の部活動が入り乱れる乱闘シーンオススメに挙げ「色んな部活が出てきて、携帯を投げるシーンがあったり、失敗できないので、すごく緊張しました」と初の映画撮影の印象を語った。

最後に“最強の世界”を感じた瞬間を聞かれた齋藤は「浅草を演じて、やっと人間になってきたねと言われることが多くなったんです。私を人間にさせてくれた作品です。後輩二人との関係性もいい意味で変わったし、私の人生の分岐点になった作品でもあって、人としての“最強の世界”が切り開けたなと思いました」という“最強の回答”を語り、イベントは幕を閉じた。

「月刊!スピリッツ」にて連載中の原作は、虚実入り乱れた個性的な世界観と“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の青春冒険譚を描いた人気コミックを実写映画化した本作。「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者の主人公・浅草みどり役を演じるのは齋藤飛鳥。俳優一家に生まれ、親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様・水崎ツバメ役に山下美月。その2人の才能を管理し、金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女・金森さやか役を梅澤美波が演じる。監督は英勉。映画公開に先駆けて、4月よりTVドラマシリーズが放送された。

映画『映像研には手を出すな!』は2020年9月25日(金)より全国で公開!
監督:英勉
原作:大童澄瞳「映像研には手を出すな!」(小学館 「月刊!スピリッツ」連載中)
出演:齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波/小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、松﨑亮、桜田ひより、板垣瑞生、赤楚衛二、鈴之助、出合正幸、松本若菜、山中聡、浜辺美波/髙嶋政宏
配給:東宝映像事業部
©2020 「映像研」実写映画化作戦会議
©2016 大童澄瞳/小学館