『きみの瞳(め)が問いかけている』の完成報告イベントが9月15日(火)に都内で行われ、吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督が登壇した。
本作が初共演となった吉高と横浜だが、クランクイン前にはコミュニケーションを取るために三木監督を含めた3人で焼き肉に行く機会があったといい、吉高は「画面で見るより落ち着いて見えるというか・・・ピンクの髪のイメージが強かったからかもしれないけど(笑)」と振り返りつつ「しっかりしているし、まじめにいろんなことを考えている方」と横浜の印象を語った。一方で横浜は「いい意味でテレビのまま。明るくて元気で、場の空気を和ませてくれる」と吉高の印象を振り返った。
劇中ではキックボクシングを披露する横浜だが、もともと極真空手が特技という横浜は「キックボクシングのけり方やパンチの仕方を一から学んで、全然違うので修正する作業をした」と振り返り、さらに「その頃細かったので、1か月で10㎏くらい増量した」と役作りを明かした。そんな本作を「最初は客観的に見れなかった」という横浜だが「何度か見返していくうちに、すごく美しい映画だと思いました」と笑顔を見せた。
MCからの本作を“○○な映画”で表現すると?という質問に、「誰かに会いに行きたくなるような映画」と答えた吉高。横浜は「愛についてすごく考えさせられた映画でした。自分も大切な人ができた時に、その人を思って守れるような男でありたいと思った」と語った。
さらに、イベントでは翌日9月16日に24歳の誕生日を迎える横浜をサプライズでお祝いするという段取りになっていたが、ここで吉高はカンペを前かがみになって見たため、横にいた横浜にもカンペが見えてしまうハプニングが。これに吉高は「見ないで、私が今から読むから(笑)」といい、横浜も目を隠して見ないようにするなど和やかなサプライズとなった。また、サプライズは成功?という声に横浜は「成功です」と笑顔で答えた。
ここで、ファン45人とリモートでつなぎ、登壇者とのコミュニケーションを楽しんだ。この中では、「何を考えているか分からない人が好き」というファンの回答に、三木監督からは「横浜さんは?」と逆に質問。横浜は「僕自身はおとなしくて、でも芯があるみたいな・・・。おとなしい子のほうが惹かれる」と答えると、「私は圏外でした(笑)」と笑いながらコメントする吉高。しかし、横浜は続けて「最近占いをしてもらって、“そういう子に惹かれるかもしれないけど、明るくて元気な子のほうが合う”って。これを機に視野を広げてみようと思いました」とコメントし、会場を沸かせた。
最後に横浜は「とにかくはやっく見てもらいたい。僕自身も愛についてすごく考えさせられましたし、みなさんにとっても愛について深く考えるきっかけになったらうれしいです」、吉高は「私たちもこの映画の公開をすごく楽しみに待ち望んでいます。見終わった後に、その期待値を超えられるような映画になっていると思います」と本作をアピールした。
恋愛映画史を涙で塗り替えるほど、純度の高い「無償の愛」を描いた“純愛”映画である本作。W主演を務める吉高由里子が演じるのは不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、明るく健気に生きようとする女性・明香里、横浜流星はかつて将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・塁を演じる。ひょんな勘違いから出逢った二人は、次第に惹かれあい、心を開くが、塁は自分が起こした過去の事件と明香里の失明にある驚愕の因果を知り、彼女の目の手術代を稼ぐため、高額な賞金が賭けられた不法な賭博試合のリングに再び立つことを決意する─。話題の恋愛映画を続々手掛ける三木孝浩監督が描きあげる。
【写真・文/編集部】
映画『きみの瞳が問いかけている』は2020年10月15日(木)より先行上映、10月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:三木孝浩
出演:吉高由里子、横浜流星、やべきょうすけ、田山涼成、野間口徹、岡田義徳/町田啓太/風吹ジュン
配給:ギャガ
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
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