サーチライト・ピクチャーズが贈る最新作『ノマドランド』が第33回東京国際映画祭 特別招待作品部門で日本最速上映されることが決定した。
リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく。大きな反響を生んだ原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。主演を務めるのはフランシス・マクドーマンド。
今回、本作が10月31日(土)に開幕する第33回東京湖国際映画祭 特別招待作品部門で上映されることが決定した。第33回東京国際映画祭は10月31日(土)~11月9日(月)に六本木ヒルズ、EX シアター六本木ほかにて開催される。本作は、先日開催された第77回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、さらにアカデミー賞にもっとも近い賞との呼び声も高い第45回トロント国際映画祭では観客賞を受賞。それぞれの映画祭における最高賞を制覇するという世界初の快挙を成し遂げ、本年度アカデミー賞最有力作品として賞レース最前線を堂々と独走中だ。
米批評家たちによる辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは99%Freshの高評価を獲得し、世界のジャーナリストからも「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」(ガーディアン紙)、「テレンス・マリックに影響を受けた撮影手法だが、編集は確実にジャオ自身のリズムだ。長くて豪華な夕日を眺めているような気分だった。『イントゥ・ザ・ワイルド』の哲学が染み渡り、それらをより深化させた作品に仕上がっている」(バラエティ紙)、「ジャオの初となる著名俳優とのコラボレーションは、マクドーマンドが完全に、スクリーンを共有する現実の“ノマド”たちと一体になる、素晴らしい演技を引き出した。またジャオは全作でコンビを組む撮影監督のジョシュア・ジェームズ・リチャーズとともに、雄大な風景と豪華な水彩画の夕焼けをスクリーンに映し、また孤独な道、険しい山と岩だらけの砂漠といった生活の本質的な部分では、自然の強さと独立性を見事に引き出した」(ハリウッドレポーター)と絶賛評が相次いでいる。
映画『ノマドランド』は2021年1月より全国で公開!
監督:クロエ・ジャオ
出演:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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